HMP48の活動について

HMP48結成の背景とその目的

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(HMP48 公認キャラクター 「へらやん (PDF:75KB)」)

 このHMP48の「HMP」とは、「H」は橋本、「M」はまちづくり、「P」はプロジェクト、それぞれのアルファベットの頭文字からなっています。「48(フォーティーエイト)」は、まちづくりにつながる4つの柱に8つのプロジェクトという意味です。

HMP48結成の背景

 本市では、平成20年3月に平成20年度から10年間のまちづくりの羅針盤である「長期総合計画」を策定し、平成24年度には、前期5年間のあゆみを検証した上で、今後のまちづくりのあるべき姿を「後期基本計画」にまとめました。現在、主要な政策である「企業誘致による雇用の創出」、「子育て環境の充実」、「健康長寿社会の実現」など、様々な施策を推進しています。これから先においても「このまちに住んでよかった」「このまちに住みたい」と思えるまちづくりに取り組み続ける必要があると考えます。

参考資料:橋本市 長期総合計画 後期基本計画(H25~H29) (PDF:4.5MB)

 後期基本計画では、「人や企業に選ばれるまちづくり」と、それを可能にする「持続可能な行財政運営」を両輪とし、これに対応した施策を展開していく必要があるとしています。特にこの計画がスタートする平成25年度から27年度までの3年間は、行政組織の体質改善の準備期間として重要な意味を持っていました。

HMP48の目的

 このような状況のもと、「HMP(はしもとまちづくりプロジェクト)48」の活動が始まりました。後期基本計画を達成するため、まちづくりにつながる4つの柱に8つのプロジェクトを設定し、具体的な提案を行っていこうとする取り組みであり、「今後のまちづくりの提案」と「それを補う財源の確保」について、調査・研究を進めようとするものです。参加を希望する市職員(主に若手)を募集し、期間を最長3年に限定して平成25年度から活動を開始しましました。


「 HMP48 2015 FINAL STAGE 始動 ‼ 」

 

「 HMP48 2014 2’nd STAGE  始動 !! 」

 

「 HMP48 2013  始動 !! 」

集合写真

HMP48の活動

 HMP48の活動における4つの柱とは、 都市創造情報発信魅力発掘行政体力 です。

 8つのプロジェクトは下記のとおりです。それぞれのチームで次のとおりテーマを設定し、調査・研究を開始しました。

 

【チーム1】

  「KNW(京奈和)Studying Project」   (分野:都市創造 活動期間:H25~26年度)

 関西大環状道路の一部を形成する京奈和自動車道開の開通を好機と捉え、将来の橋本市のあるべきすがたを戦略的に提案すべく、「京都学」・「奈良学」・「和歌山学」などについて、学識経験者も交えながら研究を行います。

【チーム2】

  「チャリ de 橋本」  (分野:魅力発掘 活動期間:H25~26年度)

 ハイキングコースは整理されていますが、自転車に乗って市内を回るコースは整理できていません。市内の目的別サイクリングコースを整理することで、市内外を問わず多くのサイクリストの方々に橋本市を知っていただき訪れてもらいたいとの思いから、橋本市の見どころや地形を活かした魅力あるサイクリングコースを作成します。

【チーム3】

  「HASHIMOTO NO.1 計画 ~橋本暮らしのすすめ~」  (分野:魅力発掘 活動期間:H25~26年度)

 大阪に近いのに、豊かな自然に恵まれている橋本市。
 田舎で何もないと日々感じている『あたり前の生活』の中から、自分たちが気づいていなかった「橋本の魅力」を再発見し、心豊かに生活できるライフスタイルが実現できるような街づくりを目指して、今後の定住促進や市の情報発信に活用できる(仮称)「橋本暮しのすゝめ」スタイルブックの作成を目指します。

【チーム4】

  「庁内業務の近未来プロジェクト」  (分野:行政体力 活動期間:H25~27年度)

 平成26年度に予定しているシステムの統合化に合わせ、業務の内容も橋本独自のスタイルから標準化されます。他自治体で実施している庁内業務のアウトソーシング(外部委託)を研究し、橋本市に置き換えた場合の可能性について考えます。

【チーム5】

  「ハコモノ わくわく探訪 プロジェクト」  (分野:行政体力 活動期間:H25~26年度)

 少子・高齢化による人口減少、施設の老朽化、東南海、中央構造線地震に対する備え、財政難・・・公共施設をとりまく課題は山積ですが、こうした状況を好機と捉え、若者目線で30年後の橋本市公共施設のビジョンを描きます。(一部実際の施設を探訪します。)

【チーム6】

  「スッキリ!快ZEN プロジェクト」  (分野:行政体力 活動期間:H25~27年度)

 日常業務の中で気付いたことや、思いついた工夫を形にします。出し合ったアイデアによって事務の効率化を図り、これまで感じていたモヤモヤをスッキリさせたい。 改善までの気付き、改善までの手順をまとめた改善マニュアルを作成を目指します。

【チーム7】

  「橋本市営業部シティセールス推進課 プロジェクト」  (分野:情報発信 活動期間:H26~27年度)

 橋本市の良さをより効果的にPRするためには?若者の視点から戦略的な情報発信を調査・研究し、橋本市を売り込むためのノウハウを築きます。橋本市における市報やホームページ、Facebook、ポスターなど、それぞれの媒体による新たな可能性の発見を目指します。

【チーム8】

  「En-Li(エンライ)プロジェクト」  (分野:都市創造 活動期間:H27年度)

 「Enjoy life yourself(思うままに生きろ)」を合言葉に、ここ橋本市が市民のみなさんのやりたいことに取り組める場所となっていけるよう、様々な視点から取り組みを研究・調査します。具体的な例として、クラウドファンディングなども調査していきます。

 

HMP48の活動成果

 HMP48の活動成果は、毎年度市長をはじめとした市幹部に対して報告(プレゼンテーション)を行いました。

 以下に各チームの活動内容・成果を紹介します。

※なお、これらの成果はプロジェクトチームによる研究及び今後のまちづくりによる提案の一部であり、橋本市を代表したものではありません。また、提案した各施策についても実施することを前提、約束したものではありません。

HMP48終了後の活動~自主研究グループの結成へ

 HMP48 の活動は、平成25~27 年度の最長3 年間に限定した取組みということで、平成28 年度からは自主研究グループに切り替え、より自由度の高い活動に移行していくことを見据え、平成27年度には「はしもと創世塾」を創設しました。

 その後、平成28年度には「橋本市職員自主研究グループ活動助成規程」を制定し、職員がグループを結成し自主的に研究等を行う活動に対し助成を行うこととしました。

弐代目はしもと女子部

 

 前身となる「はしもと女子部」は平成26年に結成され、橋本駅前をおもてなし感のあるものにしようと、女性目線を活かしたプランの提案を行いました。その後、「弐代目はしもと女子部」が平成27年に自主研究グループとして活動を開始しました。HMP48のOB等からなる市の若手女性職員で結成され、活発な活動を行っています。活動の一例を紹介します。

●橋本駅前広場の改修

 橋本駅前広場のタイルデザインの設計、ベンチのデザイン・ペンキ塗りまで自分たちで実施しました。

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●新商品開発時の意見提案

 橋本市産の柿で染めた生地、本市の特産品のパイル生地を組み合わせたコラボによるレッグウォーマー商品の開発時に、生地感や販売価格などについて意見交換を行いました。

●国体での柿販売の実証実験

 平成27年9月の国体開催時、柿販売をするならパッケージを考えたい、3つ~5つの小売で売ってみたい、個数を少なくし、箱を工夫したら売れるかどうか検証したいとの思いから実証販売を行いました。

 

業務改善の取り組み

 HMP48チーム6「スッキリ!快ZENプロジェクト」は、平成27年度に庁内で「スッキリ!快ZENコンテスト」を開催し、職員が考案した優れた業務改善を募集し、優秀な者には表彰を行いました。

 さらに、平成28年3月には、業務改善に取組む全国の自治体が集まる全国都市改善改革実践事例発表会「~未来をKAえる ヒントはココから~ KAえるEXPO in 春日井」にて発表を行うなど活発な活動を行いました。

 ▲全国都市改善改革実践事例発表会での発表の様子

 これらの活動を受け、市としても慣例に従って業務をするのではなく、市民目線で常に改善の意識をもって業務に取り組むことを目的に、平成28年度にも職員課の担当で引き続き業務改善コンテストを開催しています。

「ガンバレ!」のまち 橋本市

 平成26年6月27日、平木市長は、6月議会閉会日において、本市のキャッチフレーズを  「 ガンバレ!      」のまち 橋本市  とし、全国・世界に売り出すことを表明しました。

 HMP48の活動も、「住んでよかった」「住みたくなる」を実感できる元気なまちづくりに向け取り組んでまいります。