HMP48チーム(1)

更新日:2015年05月26日

「プロジェクト名 KNW(京奈和)Studying Project」

 関西大環状道路の一部を形成する京奈和自動車道開の開通を好機と捉え、将来の橋本市のあるべきすがたを戦略的に提案すべく、「京都学」・「奈良学」・「和歌山学」などについて、学識経験者も交えながら研究を行う。

京奈和自動車道の全体計画

 京都府南部から奈良県北西部、和歌山県北部地域は、山地を隔てた盆地でありそこに比較的小規模な市街地が形成されています。物流は大阪を中心とし、また、放射線状に京都、奈良、和歌山との交流が多いのが特徴ですが、これらの地域間を結ぶ環状の交流は比較的希薄です。

 しかし、これらの地域には、「古都京都の文化遺産」「古都奈良の文化財」「紀伊山地の霊場と参詣道」などをはじめとする世界文化遺産、国宝、重要文化財が数多くあり、また、学術研究施設や高度な研究開発拠点など、固有の歴史・文化に裏打ちされた貴重な地域資源が数多く存在しています。

 こうした地域資源を有機的ネットワークで形成し、これらの近畿の経済・文化・暮らしを支えるのが、現在整備をが進められている京奈和自動車道です。

NPO街づくり支援センター所長 濱田学昭氏の講義風景

濱田学昭氏による講義

講義風景(2)

 NPO街づくり支援センター所長 濱田学昭氏(元和歌山大学教授)を招いて、地方公共団体における現状と課題、橋本市の未来を組み立てるための考え方、また、求められる取組みなどについて研修を行いました。

基礎研究編

 京奈和自動車道の整備効果として挙げられるのが、

(1)所要時間の短縮(関空、高速路線、拠点都市までの所要時間)

(2)観光の活性化(主要な観光資源)

(3)災害に備えた道路ネットワークの強化(主要都市、紀伊半島)

(4)沿線地域の物流や産業の活性化を支援(京都・奈良以東への輸送)

などであり、これらを念頭に置き、「京都学」「奈良学」「和歌山学」として調査・研究を行いました。

研修状況(1)
研修状況(2)

個別研究編

 個別研究として、橋本市周辺幹線道路の整備状況、供用開始予定時期などを調査し、また、現在主要な事業として取り組んでいる企業誘致の状況について、建設部長、企業誘致室長より研修を受けました。

橋本市を取り巻く幹線道路の状況

○京奈和自動車道

・和歌山県内供用開始区間の拡大 御所~五條北間の供用開始時期

○国道371号 橋本市区間用開始 新紀見トンネル着手時期 大阪側接続時期

○国道480号 鍋谷峠道路完成時期 父鬼バイパスの進捗状況

京奈和自動車と企業誘致

○時代背景と企業誘致

・東日本大震災 東南海・南海地震による津波災害 アベノミクス効果

○橋本市における企業誘致の状況と今後の展望

・交通アクセス 低廉な分譲価格 比較的安価な人件費 優遇制度 創業支援サービス 

 

 

まちづくりの提案

 (1)学識経験者によるまちづくりに関する研修を行い、(2)基礎研究として京奈和自動車道に関連する自治体の調査・分析を行い「京都学」「奈良学」「和歌山学」としてとりまとめ、(3)京奈和自動車道をはじめとした道路ネットワークの整備進捗、幹線道路整備が大きく影響する本市の企業誘致の状況などを認識しました。

 これらをもとに、橋本市の魅力と分析を行い、橋本市の戦略につおいて議論しました。その結果、橋本市の今後のまちづくりについて幾つかの提案を行うことにしました。

分析状況
報告会

(報告会の状況)

 平成25年12月19日に、木下市長、及び橋本市庁内まちづくり検討委員会メンバーに対し研究成果を報告(プレゼンテーション)しました。

 

 

研究事業 成果報告

(1)平成25年度 研究事業の成果報告

(2) 平成26年度 研究事業の成果報告

(※注意 このスライドは、プロジェクトチームによる研究、及び今後のまちづくりによる提案の一部であり、橋本市を代表したものではありません。また、各施策についても実施することを前提、約束したものではありません。)

お問い合わせ

橋本市 総合政策部 政策企画課
〒648-8585
和歌山県橋本市東家一丁目1番1号
電話:0736-33-1576 ファクス:0736-33-1665
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