柿の気持ち

更新日:2025年08月05日

私は和歌山を代表するフルーツ、柿。

冬の剪定、春の摘蕾、夏の摘果・草刈り、農家さんが毎日懸命に育ててくれた。

今、ようやく秋になり、みんなに食べてもらえる!

そのまま食べても美味しいし、あんぽ柿や干し柿にしても美味しいよ。

 

美味しいだけじゃないのが自慢だよ。

私には体が喜ぶいろいろな栄養素がたっぷり含まれているんだ。

『柿が赤くなれば 医者が青くなる』こんなことわざまであるんだよ。

『柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺』

正岡子規さんが私のことを俳句で詠んでくれたときは嬉しかった♪

 

私には大きな夢があるんだ・・・

それは、たくさんの人に柿を食べてもらいたい!

ちょうど橋本市には『橋本ふるさと便』っていう

私たちを世の中に広めてくれる制度があるから使ってみて。

そしたら、柿を贈る人も柿を受け取る人も

みんなが笑顔になれると思うんだ!

 

「柿」のイベント情報


 

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秋の味覚の代表格・柿は美味しいだけではなく栄養満点のスーパー果物

柿は栄養価の高い優秀な食べ物で、「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど柿を食べることで病人が減ると言われています。

あまり知られてはいませんが、柿には多くの栄養素が含まれており、健康維持のためにも役立ちます。最近では「和歌山のたねなし柿」が機能性表示食品として消費者庁に受理されました。

【機能性表示食品】

和歌山県農業協同組合連合会は、大阪公立大学と近畿大学生物理工学部・農学部の協力のもと、「和歌山のたねなし柿」に含まれる柿タンニンを摂取することで悪玉(LDL)コレステロール値を低減させることを示すことを実証し、2023年8月に機能性表示食品として消費者庁に受理されました。臨床試験では、コレステロール値が高めの方が柿タンニン1日2.1g(生果では1日1個)を4週間摂取し続けることで、悪玉(LDL)コレステロール値が減少しました。

●柿に含まれる栄養素●

・ビタミンC

・βカロテン

・クリプトキサンチン

・食物繊維

・タンニン

・カリウム等

文部科学省 食品成分データベース参照

他の果物と比較しても栄養価が高いことは一目瞭然!バナナやりんごを上回る栄養素が含まれています。

 

・ビタミンC:老化や免疫機能の低下を抑え、美肌に◎

水溶性ビタミンの1つです。皮膚や粘膜の健康維持を助けると共に、抗酸化作用を持つ栄養素です。風邪予防や免疫力の向上に役立つだけでなく、ビタミンCは肌のハリやツヤを保つ美容効果もあります。柿1個(200g)で1日の摂取推奨量を十分に摂取できます。

 

・βカロテン:感染症予防に◎

ビタミンCと同じく強い抗酸化作用があります。体内で必要な量だけビタミンAに変わるため、目の皮膚や粘膜を健康に保つ働きも期待できます。

 

・クリプトキサンチン:丈夫な骨を造る、発がん抑制に◎

カロテノイド(天然色素)の1つです。骨代謝の働きを助けることで、骨の健康に役立つことが報告されています。また、強い抗酸化作用もあり、発がん抑制効果もあります。

 

・食物繊維:おなかの調子を整えるのに◎

腸内環境を整え便秘解消をもたらし、腸内フローラを良好に保つ働きがあります。小腸で消化・吸収されずに大腸に達し、腸内環境のエサになって腸内環境を整える栄養素。腸内環境のバランスを良くすることで、他の栄養素の吸収率も向上します。また、免疫細胞に作用して免疫力を高めたり、肥満や高血糖、高血圧などを予防・改善する効果が期待できます。

 

・タンニン:抗酸化作用で動脈硬化予防に◎

ポリフェノールの1つで、渋みの成分です。抗酸化作用により、LDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防します。抗菌作用や消臭作用もあります。腸に対しては腸の粘膜の痙攣を抑え、下痢の緩和・改善を促します。

 

・カリウム:カラダに不可欠なミネラルの1つ

細胞の内外の水分量を調整したり、体内の酸性・アルカリ性のバランスを調整したりする他、筋肉の収縮などの働きにも関わっています。また、ナトリウムを体外に排出する働きもあります。

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