令和4年度食品ロスダイアリー調査結果
橋本市消費生活センターでは、食品ロス削減に向けた行動のきっかけとしていただくため、家庭から「食品ロス(食べられるのに捨てられてしまう食品)」がどのくらい出ているのかを家族で記録する「食品ロスダイアリー」にチャレンジしていただきました。
実施方法
あやの台小学校3年生52世帯、4年生45世帯、
城山小学校6年生42世帯、
橋本小学校5年生33世帯、6年生35世帯、
紀見小学校6年生42世帯、
高野口小学校4年生44世帯
合計 5校、293世帯
実施期間
令和4年7月22日から令和4年8月31日の期間内のうちの2週間
調査に使用した食品ロスダイアリー
1週間ごとに
1.未使用のまま捨てた食品
2.調理くず
3.食べ残した食品
【1・2・3】それぞれの種類と重さ(g)を記録していただきました。
記入用紙はコチラ↓
食品ロスの発生状況(結果)
1.未使用のまま捨てた食品の重さ(集計) 143,564g
【入手方法】 | 集計(件数) | 割合 | 順位 |
ばら売り | 327 | 47% | 1 |
もらった | 198 | 28% | 2 |
まとめ売り | 122 | 18% | 3 |
自家栽培 | 50 | 7% | 4 |
【捨てた理由】 | 集計(件数) | 割合 | 順位 |
品質の劣化 | 400 | 53% | 1 |
期限切れ | 260 | 34% | 2 |
あきた。好みでない | 35 | 5% | 3 |
片付けたかった | 32 | 4% | 4 |
その他 | 27 | 4% | 5 |
【どうすればよかったか】 | 集計(件数) | 割合 | 順位 |
期限を早めに確認 | 257 | 28% | 1 |
冷蔵庫等の整理・在庫確認 | 232 | 25% | 2 |
長持ち保存法をする | 124 | 14% | 3 |
買いすぎに注意 | 116 | 13% | 4 |
使い切りレシピをする | 110 | 12% | 5 |
その他 | 61 | 7% | 6 |
はかり売り・少量販売 | 12 | 1% | 7 |
2.調理くずの重さ(集計) 534,322g
3.食べ残した食品の重さ(集計) 110,650g
【食べ残した理由】 | 集計(件数) | 割合 | 順位 |
作りすぎ・量が多い | 297 | 38% | 1 |
僕・私の食べ残し | 284 | 36% | 2 |
放置していて忘れた | 106 | 13% | 3 |
おいしくない | 53 | 7% | 4 |
その他 | 52 | 7% | 5 |
調査結果(要約)
1.未使用のまま捨てた食品
【入手方法】
「ばら売り」327件(47%)、「もらった」198件(28%)が上位だった。
【捨てた理由】
「品質の劣化」400件(53%)、「期限切れ」260件(34%)で、全体の約87%を占めていた。
【どうすればよかったか】
「期限を早めに確認」257件(28%)、「冷蔵庫等の整理・在庫確認」232件(25%)が上位だった。
3.食べ残した食品
【入手方法】
「作りすぎ・量が多い」297件(38%)、「僕・私の食べ残し」284件(36%)が上位だった。
食品ロス分類(重量)比較
未使用食品 : 143.5kg
調理くず : 534.3kg
食べ残し : 110.6kg
調査結果(詳細)
小学校5校、293世帯のまとめはコチラ
◎食品ロスダイアリー分析シート(PDFファイル:370.4KB)
質問1:あなたの家で、捨てる⾷品の種類や量、理由に傾向はありましたか。また、記録することで変化はありましたか。
◎質問1(記述回答まとめ)(PDFファイル:101.5KB)
質問2:食品ロスダイアリーを記入して思ったことや気づいたこと、家族と話しをしたことを書いてください。
考察
「未使用食品」・「調理くず」・「食べ残し」はそれぞれ「調理以前」・「調理中」・「食事後」というように、食品ロスが発生するタイミングを示しています。
最も多かったのは「調理くず」で、「調理中」に発生していることが一番の要因と判明しました。
食品ロスの少ないレシピやゴミにしない方法(生ごみ堆肥化)を心掛けることで、食品ロス削減の効果を期待できると考えられます。
食品ロスダイアリーにチャレンジしてくださった児童のみなさん、ご家族のみなさん、ご協力いただきました各学校の先生方、ありがとうございました。
橋本市 総務部 生活環境課(消費生活センター)
〒648-8585
和歌山県橋本市東家一丁目1番1号
電話:0736-33-1165 ファクス:0736-33-1200
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更新日:2023年01月05日