令和6年度市政報告会
市政報告会を開催しました
9月24日~10月22日の間、市内8会場で市政報告会を開催したところ、360人の皆さんが来場され、多くのご意見・ご要望をいただきました。
皆さんからいただいたアンケート結果やご意見について紹介いたします。
令和6年度市政報告会開催結果
日程 | 会場 | 参加人数 |
---|---|---|
9月24日火曜日 | 紀見地区公民館 | 55人 |
9月26日木曜日 | 紀見北地区公民館 | 43人 |
10月4日金曜日 | 山田地区公民館 | 23人 |
10月8日火曜日 | 恋野地区公民館 | 41人 |
10月9日水曜日 | 学文路地区公民館 | 26人 |
10月16日水曜日 | 隅田地区公民館 | 84人 |
10月18日金曜日 | 高野口地区公民館 | 66人 |
10月22日火曜日 | 橋本地区公民館 | 22人 |
配布資料
アンケート結果
参加者360人のうち、アンケート回答が256ありました。
性別
男性 | 213人 | 83% |
女性 | 39人 |
15% |
無回答 | 4人 | 2% |
年齢
~20代 |
6人 |
2% |
30代 | 6人 | 2% |
40代 | 17人 | 7% |
50代 | 48人 | 19% |
60代 | 63人 | 25% |
70代~ | 112人 | 44% |
無回答 | 4人 | 1% |
市政報告会を知った理由
区・自治会関係 |
102人 |
36% |
広報はしもと | 79人 | 28% |
市ホームページ | 16人 | 5% |
公式LINE | 20人 | 7% |
知人からのお誘い | 48人 | 17% |
その他 | 11人 | 4% |
無回答 | 9人 | 3% |
興味深かったところ
市政の報告 | 157人 | 57% |
意見交換 | 73人 | 27% |
その他 | 12人 | 4% |
無回答 | 33人 |
12% |
理解度について
よく理解できた |
88人 |
34% |
おおむね理解できた | 127人 | 49% |
あまり理解できなかった | 9人 | 4% |
その他 | 2人 | 1% |
無回答 | 31人 | 12% |
開催頻度について
1年に1回 | 164人 | 60% |
2年に1回 |
64人 | 23% |
4年に1回 | 11人 | 4% |
不要 | 3人 | 1% |
その他 | 13人 | 5% |
無回答 | 20人 | 7% |
開催日時について
平日の夜間がよい | 193人 | 73% |
平日の昼間がよい | 13人 | 5% |
休日の午前がよい | 23人 | 9% |
休日の午後がよい | 11人 | 4% |
その他 | 9人 | 3% |
無回答 | 16人 | 6% |
開催場所について
地区公民館がよい | 222人 | 84% |
保健福祉センターがよい | 2人 | 1% |
教育文化会館がよい | 5人 | 2% |
東部コミュニティセンターがよい | 4人 | 1% |
産業文化会館がよい | 3人 | 1% |
その他 | 10人 | 4% |
無回答 | 19人 | 7% |
皆さんからいただいた主な意見を紹介します
〇城山台の高齢化やスーパーがないことについて
店舗の誘致は、以前試みたこともありましたが、採算がとれるかということもあり誘致には至らなかったところです。人口や高齢化率をみてもなかなか厳しい状況かと思います。城山台において、移動支援も始めてくれているので、例えば買い物支援などこれから必要なことをお伝えいただけたら一緒になって考えていきたいです。
〇市長のイメージする地域運営組織について
現在の第二層協議体は、区、自治会の皆さんの協力があり成り立っているところです。第二層協議体を地域運営組織に移行してはと思いますが、私の考えで進めるのではなく、地域の第二層協議体の皆さんの中でこのような地域運営組織を作ればどうかと議論していただけたらと思います。地域に合った地域運営組織であればいいと思います。はぐくむ条例の精神は「市民協働」なので、市民の皆さんが中心で考えてもらうことが大切と思います。
○人口減少や財政の状況での庁舎建て替えの場所を学校や公民館の跡地にしてはどうか、また規模について
庁舎の場所については、合併時の協議で高野口からも6キロ圏内、北部からも隅田からも6キロ圏内となり、今の場所となっています。学校や公民館の跡地を庁舎にということについては、庁舎には駐車場も必要になるため面積も必要となりますし、学校や公民館は、災害時の避難所になっているので難しいと思いますし、地域コミュニティを形成する場所としての使用もいいのかなと思います。
これからはデジタル化も進み市役所に来る必要がなくなるようにと考えていますので、大きい建物はいらないと思いますが、今後プロジェクトチームを作り、様々なことを慎重に協議をしながら考えていきます。
○市長の自己評価を教えてください
自己採点で50点ぐらいです。財政難やコロナ禍で行いたいことも出来なかったため、道半ばです。子どもや高齢者のために何をしていくのか、シティプロモーションをどうしていくのか、橋本市のよいところをどうしていくのか、企業誘致を進め移住・定住支援を推進しているところで、そのような面では道半ばです。私自身が評価するよりも、市民の皆さんが評価するものだと思います。
○高齢者の移動支援のための車の保険などについて
高野口の第二層協議体でしていただいているのが、市で車を用意して、メンテナンスも保険もついた車で移動支援を自分たちでしていただいています。そのような方法がありますので市へご相談ください。
○廃校について市全体としてどう考えていますか
適正規模適正配置は、あくまで子どものために、子どもの教育のためにどうしてあげるのがよいかが基本にあります。子どもたちにとって少ない人数の中で授業をうけるより、ある程度の人数の中で、コミュニケーション能力をつけて協力できるような子どもを育てていくことが大事かなと思います。法律の上でも、教育については教育長に権限があり、教育委員会として、子どもたちのための教育をどう考えるかです。学校を残すことで、子どもたちが多くの子どもたちと関わる機会が少なくなるようなことはいけないなと思います。また、人口が減ってくると市全体をコンパクトにしていくことも大事になり、大きな学校をそのまま残していくのは、非常に費用がかってくることになります。
○定住促進を進めているなか小学校廃校をどう考えるか
亡くなる人と生まれる人の差が600人ほどあり、自然減が一番多い状況です。学校やこども園が近くにあっても人口は減っています。また、給食費無償化など子育て支援サービスでの自治体同士の人口の取り合いになってきています。歳出と歳入のバランスを考える必要があります。
○柱本小学校の義務教育学校やこども園児のスクールバス利用について
柱本小学校での小中一貫校の義務教育学校は今のところ考えていません。また、こども園と保育園の送迎は、基本的には保護者に送迎をしていただくようになっています。
○柱本小学校内での岡潔数学体験館の今後について
岡潔数学体験館は移動させるもりはありません。出前講座で各小学校や東京大学先端科学技術研究所の方にも来てもらって授業をしてもらう予定です。平日は授業があるので、一般の人が入るのは安全上問題がありますので、土日曜・祝日しか開館出来ませんが、しっかりとアピールしながら、多くの方に利用していただけるようにしていきます。多くの子どもたちに利用していただき、算数や数学が強くなるようなことをしていけたらと思います。
○橋本市民病院の経営状況について
現在、看護師不足で一病棟を閉鎖しています。また、市民病院は急性期医療を担う病院ですので、入院の日数が国の指導もあり以前は14日だったのが10日に変わってきており赤字が出てきています。
ダヴィンチという機械で手術をすることも増えてきているところです。また、毎月会議をしながら、出来るだけ多くの皆さんが来てもらえるような病院にしていくように、取り組んでいるところです。
公立病院は、黒字になっているところはほとんどない状況です。医師がだんだんいなくなってきているのが現状ですが、産婦人科やこども達の診療部門も絶対に守り、診療を続けていきたいと思っています。今後、介護施設との連携や往診など今までしていないところも考えており、出来るだけ赤字を減らすように取り組んでいるところです。
○京奈和自動車道橋本インターチェンジ付近の商業施設建設について
ヘスタ大倉という会社が土地を開発する計画を立てていますが、資金計画や開発許可などの手続きも必要なので、まだまだこれからだと思います。楽しみにしていただけたらと思います。
○市政報告会の資料中の企業誘致の土地を宅地と記載していいのか
宅地で問題ありません。(宅地とは住宅地に限らず建物の敷地に供される土地)
○橋っ子祭りはどのような祭りか
9月22日に県立橋本体育館で開催され、子どもたちが企画し、運営したものです。運動会形式で行なったり、小さい子どもたちも遊べるコーナーを作ったり、子どもたちが楽しめるお祭りでした。1カ所で行いました。
○小・中学校を一緒の校舎にしてはどうか
将来的には、子どもの数の減少を見ているとどこかで小中一貫校のような学校に代わってくるのかなと思いますが、現状は、学校の中に学校を建てるとなると、面積的に非常に難しいです。
○庁舎建設について
庁舎については、昭和30年の建物ですので、雨漏りなどの弊害が出はじめています。毎年2億ずつお金を積み立てています。10年ぐらいの間で建て替えをしていこうと考えております。出来るだけ市民の皆さんにサービスが提供しやすいような、また、人口減少の中で適切な大きさを判断するなど、プロジェクトチームで協議していきます。また、議会にも特別委員会を作ってもらいながら、議会とも相談しながら作っていきたいなと思っております。
庁舎の場所は、なかなか移転することが難しいのでしっかりと検討していけたらと思いますが、今は何も決まっていないところです。
○桜の木へのクビアカツヤカミキリの影響について
バラ科の木である桃や梅にも影響が出ていますが、桜もクビアカツヤカミキリが入った木は基本的には伐採するのが一番です。桜の老木が食べられて枯れてきているものもありますので、県や関係するところの予算を使いながらスピードアップして整備していけたらと思いますので、よろしくお願いします。
○移住定住促進した移住者への地域行事などへの協力の説明について
移住者が区・自治会に加入しないケースがありますので、そのような方々には、移住者には「地域への協力もしてください」という話をするようにします。
○以前申し出た大型救急車が入れるように南馬場の踏切の拡幅について
一つの踏切を拡幅するには、一つの踏切を閉めなければならないという問題と、拡幅した踏切は市で改修するということになっており、当時で5千万円ほど費用がかかるということでした。また、踏切を拡幅しても市道が狭いという問題もあり、軽四救急車と高規格救急車で行き、狭いところは軽四救急車で入り、その後高規格救急車に乗せ替えるということをしています。踏切だけを広げてもどの道も狭くて、検討はしていますがかなり難しいところです。
○悪玉コレステロール値を下げる柿の効能のPRについて
来年JAが一つに統合されてから、柿を販売する箱に柿の効能を印刷するようになっているそうです。私は、いろんなところで柿の効能のPRさせていただいておりこれからもPRしていきます。
○ため池の危険について
ため池の管理は、基本的には水利組合にお願いしています。500程市内にはため池があるので、職員で対応するのは難しいところです。緊急防災・減災事業債を活用し、監視カメラなど付ける事ができないか確認しますが、ランニングコストもかかるので、併せて検討します。
刃金(はがね)土というため池の改修に必要な土や、工事の専門家がどうしても限られているところですが、危険なため池で下に住宅地があるところについては、農林整備課へご相談いただければと思います。
○市長が言う学校統合による児童の「競争」よりも「協力」が大切では
少し表現が悪かったかもしれません。集団で協力し、様々な意見を交わしながら教育を受けてもらった方が、いろんな子どもたちの考え方があるので、そのことを出来るだけ早く学んでほしいなと思いました。また、いろんなことを学べる教育環境を充実していきたいと思っています。
○大雨の時の清水小学校への避難の危険性について
フルーツラインからの水が一挙に流れてくるので、大谷川のところを少し広げるなどしましたが、全体的な効果が少ないので、もう一度抑える方法がないのかということを検討します。避難所についても、上にため池があるのであれば避難させていいのかも見直すことも大事になってきますので検討します。
〇中島新田排水管の施設ついて
当水路は下水道施設ではないので、これを下水道として改修するには3億円程費用がかかります。下水道につなぐには周辺全ての世帯が接続していただく必要があり、その工事だけでも個人の負担が80万円程かかかります。この水路は以前市が造ったもので、市が管理していきます。また、関係所管課が説明に行かせてもらいます。
〇消防のガソリンと軽油の備蓄の根拠について
災害が起きた時にガソリン等の調達が難しくなりますので、3日間の72時間の業務が継続できるよう計画しております。
〇災害の避難所になる体育館の空調設備について
学校の体育館に空調をつけているところはありません。体育館に空調をつけようとすると、断熱材を張る必要があり、1校7千万円ぐらいかかります。国の補助金も断熱材を張らないと交付されないようになっております。災害時、学校が無事なら、空調のある教室に入ってもらってもいいと思っています。
〇橋本市の動画を、SNSだけでなくDVDにして地域の会合などで活用できるようにしてはどうか
市内外への魅力を伝えられるようにDVDにさせていただきます。
〇隅田地区公民館の洋式トイレへの改修について
すべての公民館でトイレについてどうなっているのか、改修できるように調査させていただきます。
〇名古曽廃寺の金堂跡などを利用するなどのまちおこしについて
これから、高野口の地域の皆さんで地域資源を発掘していただこうと思っています。地域の皆さんに提案していただくことがベストと思いますので、いろいろなご提案をいただけたらと思います。
〇高齢者対策としてのコミュニティバスやパソコンでの施設の予約状況の確認について
コミュニティバスの運転手を確保することは難しい状況ですが、これからも考えていきます。また、高野口公民館で福祉職員がいますが、他の公民館についても高齢化の中どうするのか、また他にどんな方法があるかを考えていきます。
〇若者が市政報告会などの市政や選挙に興味がわくように
広報誌をより多くの市民の皆さまに見ていただこうと変えてきました。今後、小・中学生に橋本市への思いを書いてもらうのも興味をもってもらう1つの方法かなと思いますので検討させていただきます。政策のことにも若い人に興味を持ってもらえるように広報誌を作っていきます。
〇産業文化会館の防音対策について
出来るだけ早い時期に実施します。
〇デジタル化が進む中でのLINE上での回覧について
現在、関係各課でより良い方法がないか検討中です。
〇企業誘致関係の報道について
企業誘致については、橋本市にとっては生命線となります。これからの税収確保や、若い人の雇用を確保するためには絶対に失敗はできないという事で話をさせていただきました。
〇橋本市議会と五條市議会の議会日程が重なることについて
議会の日程は、議会運営委員会で決めていますので、五條市に合わせた日程にしている訳ではありません。
〇橋本市産柿などの果物の利用について
農家の人が作った物を出来るだけお金になるようにふるさと便やECサイトでの販売などの取組みを進めています。また、温暖化も進んでいるので、関係機関も交え将来を見据えた農業を考えていきます。
〇市民会館の今後について
市民会館については、解体をします。庁舎の建て替えも考えていますので、約600人入る産業文化会館の1つだけにしていきたいと考えています。
〇軽症の緊急車両の出動状況や費用、救急相談ダイヤルについて
出動状況が毎年110%ぐらい伸びているところですが、現在は軽症の時に救急車を利用した事でお金をいただくことはしていません。市民の皆さんの協力で軽症での利用は多くない状況です。
救急の相談は、3桁の短縮相談ダイヤルはありませんので、33‐0119で消防指令センターに相談していただけます。
〇柱本小学校の統合について
基本的に、地域へ教育委員会が1回目の説明にいきました。皆さんからいただいた意見をまとめてもう一度説明にいきます。市の政策調整会議にもかけて決定していくことになります。
統合については、子どもたちのことを考えると、集団で教育を受けて多くの人たちと話ができるような環境により、コミュニケーション能力が上がると思います。また、統合した場合、安全に通学できるようにスクールバスを出していきたいと考えています。
教育委員会へはいろんなことが勉強できる特色ある学校づくりをしてもらいたいと伝えています。
〇市長の考える高野口駅前など活性化について
これから、高野口駅前については、パイル織物や高野口小学校、葛城館などの地域の歴史文化資源がありますので、地域の皆さんで構成された地域活性化協議会のようなところで、観光地化して交流人口が増えるように考えていただくようになっています。宿泊施設も民泊をしていただいているところも出てきています。
橋本駅前については、市単独では難しい事業です。いろいろな人の意見を聞きながら、国の補助金などを活用し、今のところ図書館を持っていきたいと考えています。
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更新日:2024年11月05日