通電火災にご注意ください

更新日:2023年06月21日

通電火災とは

近年、台風や地震等の自然災害により長期にわたる停電が発生し、復旧後の再通電時に出火する「通電火災」の発生が懸念されています。

 過去の例から見ると、通電火災は特に地震の際に発生しやすいと考えられますが、台風による長時間の停電復旧後にも通電火災と思われる火災が発生したこともあることから、地震だけでなく、台風等の風水害発生時にも対策が必要となります。

【通電火災の主な原因】

(地震発生時)

・損傷した配線等に再通電し、発熱発火する。

・転倒したヒーターに可燃物が接触したまま再通電し着火する。

・再通電時に発生した電気的火花が、漏れ出たガスに引火し爆発する。

(風水害時)

・浸水や雨漏りにより電化製品の基盤等が損傷することで、再通電時にショートし発火する。

・コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキングが起きて発火する。

【防止対策】

(停電発生時)

・停電中は電化製品の電源を切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。

・停電中に自宅を離れる場合はブレーカーを落とす。

 

(通電再開時)

・再通電したら、浸水等で電化製品が破損していないか、配線やコードに損傷がないか、可燃物が近くにないか等、十分に安全確認を行ってから電化製品を使用する。

・建物や電化製品等に外見上の損傷が見られなくても、内部の損傷により、再通電して時間が経ってから火災になることもあるため、煙の発生等の異常を発見した時は、すぐにブレーカーを落として消防署に連絡する。

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