飲食店や工場でのダクト火災にご注意ください!

更新日:2022年07月26日

ダクト火災とは?

ダクト火災とは、厨房設備のレンジフード、換気扇、排気ダクト内に蓄積された油、埃や煤などに調理火などが引火し、ダクト内部で火災が発生することです。

火災はダクト内で発生するため、消火が困難となり、消火に時間を要する場合があります。

特に油を大量に使用する大型厨房をお持ちの飲食店の排気ダクトや工場に設置されている乾燥設備の排気ダクトなどからダクト火災が発生するおそれがあります。

日頃からのお手入れや定期的なメンテナンスを心がけましょう。

焼損したダクト内

   焼損した厨房設備のダクト内

 

防火のポイント

ダクト火災を防ぐには、ダクト内に汚れを蓄積させないことが重要です。

1.ダクトなどの構造による安全化                                                         (1)排気ダクトなどの不燃化。                                                           (2)排気ダクトなどと可燃物との距離を確保する。                                           (3)ダクト内を点検・清掃するための点検口を設置する。                                                    (4)グリスフィルター・防火ダンパーなどを設置する。

2.維持管理による安全化                                                          (1)排気ダクトなどの日常点検を実施する。                                                       (2)排気ダクトなどの定期点検、清掃を実施する。

*構造や維持管理については橋本市火災予防条例で定められています。

厨房設備の使用、維持管理にもご注意を!

飲食店の火災は、火を使用する厨房設備からの出火が多くを占めます。

1.調理中はその場を離れない。                                                       2.厨房設備とその周囲は常に清潔にしましょう。                                                3.コンロの周囲には可燃物を置かない。                                               4.排気ダクトなどの日常点検や定期的な清掃を行いましょう。                                     5.厨房設備の近くに消火器を設置しましょう。

お問い合わせ

橋本市消防本部 予防課
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和歌山県橋本市東家六丁目2番1号
電話:0736-33-3713 ファクス:0736-32-0119
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