「はたちの献血」キャンペーンが1月1日よりスタートします!
「はたちの献血」キャンペーンを、令和8年2月28日までの2か月間にわたり全国で実施します。

本キャンペーン(主催:厚生労働省・都道府県・日本赤十字社)は、献血者が減少傾向にある冬期において、安定的に献血血液を確保するため、「はたち」の若者を中心に、「誰かの今をつないでいく。はたちの献血」をキャッチコピーとして、広く国民各層に献血について普及啓発し、理解と協力を呼びかけるものです。
献血とは
病気の治療や手術などで輸血や血漿分画製剤を必要としている患者さんのために、健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティアです。200mL献血は男女とも16歳から、400mL献血は男性17歳、女性18歳からご協力いただけます。
献血が必要な理由
多くの患者さんの病気やけがの治療に使われている血液製剤は、献血でご提供いただいた血液からつくられています。血液は人工的につくることができず、長い間保存することもできません。また、献血者の健康を守るため、1人あたりの年間の献血回数や献血量には上限があります。そのため、安定的に血液製剤を患者さんに届けるためには、日々多くの方の協力が必要なのです。
令和6年度は、年間で約498万人、1日平均では約1万3,600人の方にご協力いただきました。
献血の課題
少子高齢化等の影響により、10~30代の献血協力者数はこの10年間で27%も減少しており、このままでは血液の安定供給に支障をきたす恐れがあります。今後も患者さんに血液を安定的に届けるためには、今まで以上に若い世代の献血へのご理解とご協力が不可欠なのです。
献血血液からつくられる「くすり」
献血で集められた血液は、どのように患者さんのもとに届くのでしょうか。交通事故などでけがをしたときの輸血に使われるイメージがあると思いますが、それだけでなく、がんなどの病気の治療にも使われています。
献血血液は、血液型やウイルスなどの有無を調べた後、赤血球や血小板、血漿の成分ごとに、目的に合わせた血液製剤になります。実は、輸血に使用される輸血用血液製剤は献血血液のおよそ半分で、残りの半分は血漿分画製剤という医薬品をつくるために使用されています。
このように、献血は医療に幅広く役に立っているのです。
献血の予約
献血される方が一時期に集中することを避けて、有限で貴重な献血血液を有効に活用するため、献血ルーム等ではご協力をいただく際には可能な限りご予約をお願いしております。
和歌山県赤十字血液センターhttps://www.bs.jrc.or.jp/kk/wakayama/2020/03/post-29.html
令和8年はたちの献血キャンペーンポスター
更新日:2025年12月19日