香害・化学物質過敏症をご存知ですか?
「香害」とは

化学物質(柔軟仕上げ剤や化粧品などの合成香料)のにおいによって、さまざまな健康被害が生じることをいいます。また近年では、この合成香料から「化学物質過敏症」が誘発されるとも言われています。
「化学物質過敏症」とは

微量の化学物質に反応し、健康に影響を及ぼす症状が発生するものです。その反応は個人差が大きく、ある時を境に突然発症することもあります。
●主な症状
頭痛、めまい、のどの痛み、吐き気、不眠、不安、全身倦怠感など
●原因物質
柔軟剤、防虫剤類、殺虫剤、除草剤、漂白剤、芳香剤、香水、化粧品、塗料など
●対処法
確実な治療法や予防法は分かっていません。
原因となる化学物質を避けることが有効な対処法と言われています。
一人ひとりにできること
●洗剤・柔軟剤・香料の使用は過度にならないように気を付けましょう。
特に公共の場など、人が集まるところでは使用を控えるなどの配慮をしましょう。
●学校・保育所・こども園・幼稚園・病院・公園などの公共施設、住宅地に隣接した家庭菜園・農地などで農薬を使用するときには、農薬の飛散防止などに努めましょう。
●化学物質過敏症の方が安心して地域で生活するためには、社会全体の協力が必要です。
日常生活の中で身近に存在するものが原因物質となり、それらによって引き起こされる症状に苦しんでいる方がいらっしゃることをご理解いただき、みなさまが安心して生活できるように、ご配慮をお願いいたします。

問い合わせ・相談窓口/関連リンク
●和歌山県 化学物質過敏症ホームページ(外部リンク)
●厚生労働省 生活環境中の化学物質の流通規制と安全対策(外部リンク)
●環境省 保健・化学物質対策(外部リンク)
●環境省 化学物質などの環境リスクについて学び、調べ、参加する(外部リンク)
●NPO法人 化学物質過敏症支援センター(外部リンク)
更新日:2025年11月17日