下水道のしくみ
汚れた水はどこでキレイにするの?

みんなの家から流れでた汚水(台所・トイレ・お風呂などからの排水)は、地下にうめられた下水道管を流れて、かつらぎ町の「伊都浄化センター(下水浄化施設)」にたどり着くんだ。
道の駅「万葉の里」と国道24号線を挟んだ北側にあるんだけど、知ってるかな。
ここでは、活性汚泥とよばれるプランクトンや細菌たちが頑張って、水をきれいにしているよ。
汚れた水をきれいにできる計画処理能力は、1日最大51,400立法メートルで、現在は1日で20,500立方メートルの水を処理してキレイにできるよ。
下水処理のながれ


活性汚泥の一つツリガネムシ
<水処理工程>
- 伊都浄化センターに到着した汚れた水は、まず沈砂池ポンプ棟で、大きなごみや砂などを取り除いた後、ポンプで下水を地表近くまでくみ上げるんだ。
- 最初沈殿池では、下水をゆっくりと流して重い泥を自然に沈ませるんだ。沈んだ汚泥は汚泥処理工程に送られるよ。汚泥処理工程については、後で説明するね。
- エアレーションタンク(生物反応槽)ではプランクトンを多く含む泥(活性汚泥)を加え、空気を吹き込んでかき混ぜるんだ。こうすると、プランクトンや細菌が元気になって、汚れをたくさん食べてくれるんだ。
- 最終沈殿池で再び下水をゆっくりと流すと重くなった、活性汚泥は沈むから、きれいな水と分かれてくるよ。底に沈んだ汚泥はエアレーションタンクに戻され、再利用するんだ。これ以上食べられない位重くなった活性汚泥は、汚泥処理工程に送られるよ。
- きれいになった水は消毒設備で殺菌されるよ。川に流す前に厳しい水質検査が行われるんだ。
- こうやって、ピカピカになった状態で、紀の川の支流に放流されるんだ。紀の川の水がきれいに保たれることは、結局僕たちに一番大切なことなんだ。みんなで頑張って美しい紀の川をまもっていこうね。
<汚泥処理工程>
- 重力をうまく利用して、汚泥を沈ませるよ。汚泥の濃度を上げていくんだ。
- 泥を固めやすくする薬を混ぜると、水と汚泥がきれいに分かれるんだ。
- 脱水機にかけるんだ。みんなの知ってる洗濯機を大きくしたみたいなものだよ。
- においも残っちゃうと大変だから、キチンと脱臭するよ。
- 脱水がすんだ汚泥は脱水ケーキといって、水分を減らしてから運び出して処分しているよ。
伊都浄化センターを見学してみよう


伊都浄化センターでは、前もって申し込みをすれば、いつでも施設見学することが出来るよ。
みんなで、下水の処理の仕方を勉強してみよう。
対象人数: 数人~80人程度まで可能
見学可能日時:平日10時~17時(要予約)
見学所要時間:約90分(短縮可能)
見学料金: 無料
見学内容: 下水道計画の概要
下水道のしくみや役割(ビデオ)
水質の管理と微生物の観察
水処理施設等場内各設備の見学 など
見学の申し込み先:財団法人 和歌山県下水道公社(伊都浄化センター)
伊都郡かつらぎ町窪470番地の1
電話0736-22-2241 ファックス0736-22-2217
その他: 大型バスの乗り入れ可能。バリアフリー対応。
橋本市 上下水道部 下水道課
〒648-0072
和歌山県橋本市東家一丁目1番19号
電話:0736-33-3150 ファクス:0736-32-8688
問い合わせフォーム
更新日:2022年03月08日