裁判所橋本支部設置推進協議会の取り組み

更新日:2014年02月26日

司法過疎地域の解消に向けて

 

 我が国では、日本国憲法第32条において、「何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪われない」と規定されているとおり、すべての国民は平等に公平な裁判所の裁判を受ける権利が保障されています。

 和歌山県内の裁判所設置状況は、和歌山市にある地方・家庭裁判所本庁及び簡易裁判所、御坊市、田辺市、新宮市にある地方・家庭裁判所支部及び簡易裁判所、かつらぎ町の家庭裁判所妙寺出張所及び簡易裁判所、橋本市、湯浅町、串本町にある簡易裁判所となっています。この配置状況からしますと、我が橋本市の住民は、近隣に簡易裁判所しかないため、ここで取り扱われない裁判については、和歌山市にある地方・家庭裁判所本庁までの道のりを車又は公共交通機関で往復約3時間かけて出向くことになり、高齢化が進む本地域において、住民の身体的・経済的負担は増すばかりです。また、司法アクセスが悪いために国民に平等に与えられたはずの裁判を受ける権利が放棄されてしまうことも考えられ、誠に憂慮すべき問題です。

 一方、県内における裁判所の配置バランスですが、御坊支部のある御坊・日高地域と橋本・伊都地域を比較してみますと、人口規模、事業所の数など、橋本・伊都地域のほうが御坊・日高地域を上回っており、また、司法ニーズについても同様に上回るものと考えられます。このことから、橋本・伊都地域に裁判所支部を設置することで、地域住民が平等に公平なリーガルサービスを享受できることになります。

 

裁判所橋本支部設置推進協議会シンポジウムの状況(木下善之協議会会長の挨拶)

協議会会長の挨拶
裁判所支部設置に向けた取り組みについて(橘 英樹 講師)

「裁判所支部創設に向けた

取組みについて」

講師:橘 英樹 氏(京都弁護士会)

 

 

パネルディスカッション

「裁判所 !! ひとごとですか?」

パネルディスカッション

裁判所橋本支部の設置に向けて

 

 橋本市に和歌山地方・家庭裁判所橋本支部の設置は、極めて重要で必要不可欠であります。また、裁判所の設置は橋本市の都市としての機能も充実させ、一体的で文化的な都市としてのアイデンティティを持つためにも必ず達成されなければなりません。そのためには橋本市が中心となって、伊都地域を含めた住民の熱意ある運動が必要となります。

 よって、和歌山地方・家庭裁判所橋本支部が一日も早く設置できるよう市民、事業者、関係機関、関係団体、行政の連携による「裁判所橋本支部設置推進協議会」を設立いたしました。

裁判所橋本支部設置に向けた取組み状況(H25 その1)

 平成25年11月10日、市内商工・農林業者等が出展する「まっせ・はしもと」において裁判所橋本支部設置に向けた啓発活動とアンケート調査を実施しました。総勢200名の方にアンケートのご協力を頂きました。

 

(啓発活動及びアンケート調査の状況)

調査状況(その1)
調査状況(2)

 

 

 

 

調査状況(3)

 

 

 

 

 

 

裁判所橋本支部設置に向けた取組み状況(H25 その2)

 

 平成26年2月11日に開催された第17回橋本マラソンにおいて、裁判所橋本支部設置に関する啓発活動を行いました。当日は天候も良好で、企画経営室の有志がマラソンに参加することで多くに人に啓発を行うことができました。また、マラソン終了後に来場者の方に裁判所支部設置の必要性について訴えました。

(啓発状況)

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裁判所橋本支部設置に向けた取組み(和歌山弁護士会など)

 平成24年10月、第2次和歌山地域司法計画が策定されました。そのなかで、「裁判所の適正配置」からみても、和歌山地家裁橋本支部(仮称)新設の必要性が盛り込まれています。

 平成25年9月20日、第31回近畿弁護士会連合会大会において、「大阪高等裁判所管内の地家裁支部の司法基盤の整備拡充を求める議決」を満場一致で次のとおり採択されました。そのなかに、「和歌山地方裁判所及び和歌山家庭裁判所管内の橋本市に各支部を新設すること」を求めています。

 

 

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