市長のごあいさつ
橋本市長の平木哲朗です。
平素は、市行政各般にわたりご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
12月を迎え、今年もあとひと月となりました。
今年の秋は足早に過ぎましたが、市制20周年記念事業の1つである「市民提案事業」が6事業展開され、例年にもまして大変賑わいのある「いろどり豊かな秋」となりました。
HASHIMOTOたのしいアートの会主催の「HASHIMOTOたのしいアート展」では、絵画や書、工芸等の展示に加え、だれでも参加できる生け花や中学生グループの絵画、小学生親子による大型折り紙など、アートのボーダレス化をコンセプトに会場で実演も展開されました。いろいろな楽器による演奏など様々な芸術に触れられるアート展となり、本市の芸術性の高さに感銘を受けました。
橋本だんじり協議会が主催の「秋祭りだんじりパレード」は、10地区の山車が保健福祉センターに会し、豪快なパレードが繰り広げられ、曳き手も見物人も一体となって曳行を見守り、その雄姿に大きな歓声が沸きました。地域の歴史と文化が地域の方々の力で連綿と受け継がれ、また次の世代へと繋いでいかれる祭りであることに、大きな意義を感じたところです。また、多方面から発信されたSNS等も閲覧数を伸ばし、今後につながるPRをしていただけたと確信しています。
その翌日には、紀州繊維工業協同組合による「高野口パイル感謝祭」が開催されました。約150年も続く地場産業である高野口パイルを、地元の方にも広く知ってもらえるよう企画され、組合員11社及び産地内企業等2社の展示や販売のほか再織の体験なども実施されました。訪れた人たちは高野口パイルの良さを体感し、地場産業の技術や歴史に触れる機会となり、その魅力が十分に伝わったこと思います。
橋本商工会議所青年部により主催された「Re:Body万博inHASHIMOTO~キレイと強さ、自分の中に~」は秋の自然豊かな杉村公園で開催され、ウオーキングやストレッチの実践や健康チェックなど、健康をテーマとした多彩なイベントが催されました。また、健康に関する食品や製品のブースもあり、多くのファミリー層が来園する杉村公園での健康イベントは大変有意義であったと感じています。
11月に入ると、紀州製竿組合による「ちびっこ集合釣り体験&夜店」が隠れ谷池で開催されました。当日は、たくさんの親子連れや学生などが竿師さんのアドバイスを受けながらヘラブナ釣りを楽しみ、また出張ミニ水族館での海辺の生き物とのふれあい体験や金魚釣りの体験もありました。夕方から夜にかけては、池がLEDボールでライトアップされ、子どもたちがスーパーボールすくいなどの夜店を楽しむ中、バグパイプのライブ演奏も行われました。
邦楽家族による「橋本からサンティアゴに繋がる音の巡礼コンサート」では、日本の和楽器とスペインガリシア地方に伝わる伝統楽器が共演し、音楽の交流が図られました。コンサート前にはワークショップが開かれるなど市民参加型の国際交流となり、それぞれの国の伝統音楽でありながら協演できる素晴らしさを感じました。
また、橋本が柿色に染まる季節の到来とともに、今年のトップセールスは北海道札幌市と留萌市を皮切りに、東京都中央卸売市場などに赴き、関係機関の皆さまとともに販売やPRをしてまいりました。
今年は雨不足もあり柿の実りを心配しておりましたが、農家の皆さまが丹精込めて育て上げた柿の評価は非常に高く、「橋本の柿」は全国の消費者の皆さまに必ずご満足いただけると、自信をもって市内外に向けてPRしてまいりました。
また、「まっせはしもと」も天候に恵まれ、約2万2千人の皆さまがご来場され、農産物や地場産品の出店やステージイベントなどを楽しんでいただきました。この他、恒例の秋の各イベントも無事開催することができ、主催者も来場者もともに充実したひと時を過ごされたことと思います。
今後もこうした市民協働の取り組み、また生産者や事業者との協力を大切にしながら、私たちのまちをさらに活性化させていきたいと考えています。
来るべき令和8年が、皆さまにとって輝かしい1年となりますことを心より祈念いたします。
令和7年12月
橋本市 総合政策部 秘書広報課
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更新日:2025年12月01日