高血圧を予防しよう

更新日:2025年10月09日

高血圧とはどういう病気ですか?

 高血圧は血圧の高い状態が続く病気です。血圧が高くても普段はほとんど自覚症状がありません。しかし、気付かないうちに脳や心臓血管の動脈硬化を進行させ、やがて循環器病(脳卒中や心疾患)を引き起こします。

 高血圧の原因は、肥満、運動不足、飲酒、喫煙などが挙げられますが、最大の原因は、食塩のとりすぎだと言われています。

血圧の正常値は?

 血圧の正常値は、診察室血圧は、収縮期血圧(最大血圧)が130mmHg未満、拡張期血圧(最小血圧)が80mmHg未満です。家庭血圧は、収縮期血圧(最大血圧)が125mmHg未満、拡張期血圧(最小血圧)が75mmHg未満です。

【成人における血圧値の分類(mmHg)】

分類 診察室血圧 家庭血圧
収縮期血圧 拡張期血圧 収縮期血圧 拡張期血圧
正常血圧 <120 <80 <115 <75
正常高値血圧 120~129 <80 115~124 <75
高値血圧 130~139 80~89 125~134 75~84
高血圧 >140 >90 >135 >85

高血圧管理・治療ガイドライン2019より改変

(用語の説明)

〇診察室血圧・・・病院などの医療機関や、健診・検診時に測る血圧。

〇家庭血圧・・・自宅で測る血圧。

〇正常高値血圧・・・高血圧の一歩手前で、注意が必要なレベル。高血圧予備軍の段階で、疾病リスクが高い場合は治療の対象となることもあります。

 

普段の自分の血圧を知るために、家で血圧を測る習慣をつけることはおすすめです!

塩分を摂りすぎると血圧が上がるのはなぜ?

【食塩と血圧の関係】

 血圧とは、血管を内側から押し出す力のことです。食塩を摂り過ぎると、体内の塩分濃度を水分で調整して一定に保とうとします。その結果、体の血液量が増え、血圧が上がってしまいます。例えば水量を多くするとホースにかかる圧が高くなりように、血管でも同じことが起こります。

塩 血圧

(参考:https://sustainable-nutrition.mhlw.go.jp/)

血圧を下げるにはどうしたらいいの?

 高血圧を予防・改善するために欠かせないことは、食塩摂取量に気を付けることです。他にも、適正な体重を維持すること、定期的にからだを動かすこと、バランスのとれた食生活をこころがけること、適度な飲酒、禁煙、休養を十分にとること、急激な温暖差に気を付ける、などがあります。

 生活の乱れや食事の偏りを見直し、少しずつでも改めることによって、高血圧の予防や治療に結びつけることができます。無理せずできることから気長に取り組んでみましょう。

【減塩レシピ】

減塩レシピに挑戦して減塩料理を一度、お試しください。

塩を使わないひと工夫は「こうやさん」

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