重層的支援体制整備事業を開始しました

更新日:2024年04月24日

 橋本市では令和6年4月から、重層的支援体制整備事業を開始しました。

 地域住民の複雑化・複合化した生活課題、制度の狭間や支援が届いていないケースなどを包括的に支援できるよう、属性(介護・障害・子ども・困窮等)の問わない「相談支援」、「参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に行い、つながり続ける支援体制を整備するものです。

 支援は、各分野の既存の相談支援機関や、庁内の関係各課が、対象者の属性や担当課等の枠組みを超えて、地域の関係者や関係者や関係支援機関と伴に連携・協働して行います。

〇何が変わるの?

 これまでは、「どこの窓口に行ったらいいか分からない」といったことがあったとき、各分野ごとにしか受け付けていませんでしたが、今後は、健康福祉部の各窓口において分野を問わずに相談を受け止めます。

 また、情報や支援が届いていない方などの把握に努め、支援を届けます。

 居場所づくりや社会とのつながりを回復、複雑・複合化した事案は多機関協働事業において課題解決に向けた支援を行うことなどを通して、悩みを抱える人への支援が途切れることがない、繋がり続ける支援を行うことができるようになります。

重層的支援体制整備事業 フロー図

重層的支援体制整備事業の各事業内容

(1)包括的相談支援事業

 高齢、障がい、子ども、生活困窮の各分野の既存の相談支援機関が包括的に相談を受け止めます。相談者の属性や世代、相談内容に関わらず、受け止めた相談支援機関は相談者に寄り添い、抱える課題の解きほぐしや整理を行い、複雑・複合化した事案など単独の相談支援機関では解決が困難である場合は、各相談支援機関と連携し対応するほか、必要に応じて適切な関係機関につなぎます。

 相談体制は、既存の各分野の窓口を活用しますが、各分野の相談だけではなく、悩みを抱えている本人やその家族などを含めた属性や世代、相談内容に関わらない包括的な相談対応を行い、相談支援機関間で連携を図る体制で対応します。

(2)地域づくり事業

 各分野の相談者だけでなく、すべての地域住民が孤立しないように世代や属性に捉われない地域での交流の場所や居場所づくりなどに向けた支援を行います。

 地域づくりは「つながる場を生み出し参加を支援」、「生活課題を抱えている人の気づきの場」などの役割が期待されます。

(3)参加支援事業

 既存の制度では対応できないニーズを有している人に対し、その人が抱える生活課題を整理し、地域における社会資源等を活用し、社会との繋がりを回復することを目的とします。

 既存の社会資源との調整、新たな社会資源の開拓を行い、多様な支援できるようにします。

(4)アウトリーチ等を通じた継続的支援事業

 長期にひきこもり状態であるなど複雑化・複合化した生活課題をか開けているが、支援が届いていない人に支援を届けます。

 地域住民や民生委員児童委員、関係機関と連携支援が必要な人を把握し、丁寧な情報収集や自宅への訪問等によって信頼関係の構築に向けた支援を行います。

(5)多機関協働事業

 多機関協働事業は、地域の生活課題を抱える人や世帯を取り巻く支援関係者などが複雑・複合化した事案で、各支援機関等だけでは困難なケースについて、重層的支援会議や支援会議を開催し、情報収集や生活課題等を整理し、支援の方向性を調整し、課題の解決を目指します。

橋本市重層的支援 相談窓口 LINE

重層的支援 LINE 二次元コード  重層的支援体制整備事業では、様々な状況におかれている人に対して、各窓口が協働して支援について考えお答えします。
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