新型コロナウィルス感染症に関連した人権への配慮について(2)

更新日:2020年07月29日

ヘルスリテラシーをご存知ですか

Q ネットにあふれる情報 真偽を見極めるには?

A 医者任せにせず「か・ち・も・な・い」を覚えて!

 

Q 新型コロナウイルスにまつわる世界各地の情報がインターネット上にあふれています。真偽を見極めるためには、何に気をつければいいでしょうか?

 

A (聖路加国際大学大学院看護学研究科 中山和弘教授のお話)

 

「(新型)コロナは熱に弱い」「薬草茶が感染予防に効果がある」など、様々な情報があらゆる言語で飛び交っています。こうした現象は、「身近な物を使って、何らかの対策をしたい」という人々の不安の表れだと思います。

 

新型コロナに関するデマやフェイクニュースには、医学的な要素が含まれることが多く、信頼できる内容かを見極めるのが難しい場合が多いと思います。

 

自らの健康に関わる情報を集めて行動の選択肢をつくり、適切に選び、予防や治療に役立てる能力を「ヘルスリテラシー」と言います。日本人は医学的な知識が絡む判断を医者任せにしがちで、他国と比べ、この力が弱い傾向にあります。

 

偽情報を見抜く五つのポイントがあります。「か・ち・も・な・い(価値もない)」と覚えてください。

 

 書いた人は誰ですか?(信頼できる専門家ですか?)

 違う情報と比べましたか?(他の情報と矛盾はありませんか?)

 元ネタは何ですか?(根拠となるデータはありますか?)

 何のために書かれていますか?(お金もうけが目的の情報ではありませんか?)

 いつの情報ですか?(今も変わりありませんか?)

 

ヘルスリテラシーを高めることは、コロナ終息後も自らの健康を守る糧になると思います。

 

<2020年7月7日朝日新聞の記事よりご紹介します。>

 

 

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