新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法

更新日:2022年07月26日

新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法について

 

基本的な考え方

〇 胸骨圧迫のみの場合を含め心肺蘇生はエアロゾル(ウイルスなどを含む微粒子が浮遊した

 空気)を発生させる可能性があるため、新型コロナウイルス感染症が流行している状況にお

 いては、すべての心停止傷病者に感染の疑いがあるものとして対応します。

〇 成人の心停止に対しては、人工呼吸を行わずに胸骨圧迫とAEDによる電気ショックを実施

 します。

〇 子どもの心停止に対しては、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を

 行う意思がある場合には、人工呼吸も実施します。

※ 子供の心停止は、窒息や溺水など呼吸障害を原因とすることが多く、人工呼吸の必要性が

 比較的高いため。

 

新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた救急蘇生法の具体的手順

「反応の確認」、「呼吸の確認」

確認や観察の際に、傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないようにします。

「胸骨圧迫と人工呼吸」

 エアロゾルの飛散を防ぐため、胸骨圧迫を開始する前に、ハンカチやタオルなどがあれば傷病者の鼻と口にそれぞれ被せます。マスクや衣服などでも代用できます。

成人に対しては、救助者が講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合でも、人工呼吸は実施せずに胸骨圧迫だけを続けます。

子どもに対しては、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合には、胸骨圧迫に人工呼吸を組み合わせます。

その際、手元に人工呼吸用の感染防護具があれば使用します。

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感染の危険などを考えて人工呼吸を行うことにためらいがある場合には、胸骨圧迫だけを続けて下さい。

心肺蘇生の実施後

〇 救急隊の到着後に、傷病者を救急隊に引き継いだ後は、速やかに石鹸と流水で手と顔を

 十分に洗って下さい。

〇 傷病者の鼻と口にかぶせたハンカチやタオルなどは直接触れないようにして廃棄して下

 さい。

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