エアゾール缶(カセットボンベ)破裂事故の防止について
エアゾール缶(カセットボンベ)破裂による事故を防止しよう
令和4年2月に橋本市消防本部管内の住宅において、殺虫剤(エアゾール缶)が破裂し、一般住宅の天井、窓及び扉が破損する事故が発生しました。エアゾール缶(カセットボンベ)の保管場所や取り扱い方法を理解して事故の再発防止に努めましょう。
発生事案詳細
一般住宅で、石油ファンヒーターの前に殺虫剤(エアゾール缶)を置いていたところ、石油ファンヒーターの熱で加熱され、エアゾール缶内部の圧力が上昇し破裂。エアゾール缶が天井を突き破り、その破裂の衝撃により扉や窓ガラスを破損したもの。
過去の事故事例
据置型のガスコンロの上にカセットコンロを乗せて使用
令和元年に橋本市消防本部管内の共同住宅において、据置型のガスコンロの上にカセットコンロを乗せ使用しようとしたところ、カセットボンベが爆発し、1名が負傷する事故が発生しています。原因は、据置型のガスコンロに火がついていることに気付かず、その上にカセットコンロを置き使用したことによりカセットボンベが加熱されて爆発したと推測される事故でした。
事故防止について
火気器具を使用する際は製品に記載されている正しい使用ができているかを確認するとともに、社団法人日本ガス石油機器工業会が示す以下の使用上の注意を守るようご配意ください。
注意事項
1.電磁調理器上で使用しない
こんろなどを電磁調理器の上で使用あるいは保管しないでください。
電磁調理器の電源が間違って入ってしまった場合、カセットボンベが過熱し、爆発すること があります。
2.大きな調理器具を使用しない
こんろをおおうような大きな調理器具は使用しないでください。
熱がこもりやすくなり、カセットボンベが過熱し、爆発することがあります。
3.こんろに指定されてるボンベを使用する
必ずご使用のカセットこんろ専用のカセットボンベを使用してください。
その他のカセットボンベは絶対に使用しないでください。
ガスもれや火災の原因になります。
4.2台以上並べて使用しない
カセットこんろを2台以上並べて使用しないでください。
熱がこもりやすくなり、カセットボンベが過熱、爆発することがあります。
5.カセットボンベは表示どおり正しくセットする
カセットボンベの切込み凹部をカセットこんろのボンベ受けガイド凸部に合わせてセットしてください。
誤った装着はガス漏れや火災になります。
6.テントや車内で使用しない
テント内ではガスランタン、アウトドア用こんろ、カセットこんろなどを使用しないでください。
テントや車内などで使用すると、一酸化炭素(CO)中毒や酸欠になる場合があります。
屋外であっても狭い空間では換気にご注意ください。
7.ストーブの近くで使用しない
カセットボンベを暖房機のそばやガスこんろの近くなど高温になる場所に置かないでください。
カセットボンベを他の熱源の近くに置いたりすると過熱し、爆発などのおそれがあります。
8.カセットボンベを40度以上になる車内等に置かない
カセットボンベは直射日光の当たる車内など高温になる場所には置かないでください。
カセットボンベが過熱し、爆発することがあります。
9.家具、壁、カーテンなどから15cm以上離して使用する
こんろの周囲に家具や壁、カーテンなどの引火物や可燃物、熱を遮るようなものから15cm以上離してご使用ください。
可燃物に引火したり、カセットボンベが過熱し、爆発することがあります。
10.カセットこんろやカセットボンベも経年劣化します
古いカセットこんろ(10年が目安)を使用している場合、ガス漏れなどの事故が発生する危険性があります。
製造年月日を確認して安全性、機能性のアップしている新しいカセットこんろへの買い換えを検討してください。
橋本市消防本部 予防課
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和歌山県橋本市東家六丁目2番1号
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更新日:2022年07月26日