古川勝

更新日:2025年03月17日

戦後日本初の金メダリスト

 古川勝は、1936年(昭和11年)橋本町古佐田に生まれました。橋本中学校で水泳部に入部し、校内水泳大会の時に、帰郷した前畑秀子選手に平泳ぎをほめられ、やる気になったと、のちに本人は語っています。そして、橋本高等学校2年生の時に、100m・200m平泳ぎで日本記録を出し、一躍脚光を浴びることになります。その後、日本大学に進学し、毎日1万mを泳ぐなど努力を重ね、独自の潜水泳法を確立し、大学生時代に200mで何度も世界記録を出しました。古川の泳ぎは、スタートしてから45m潜って、ターンの手前で浮き上がり、それ以後は2かき1呼吸で泳ぐというもので「潜水泳法の古川」として世界的に注目され「人間ノーチラス」とも呼ばれました。大学3年生の学生選手権で世界記録をぬりかえ、日本代表選手となりメルボルンオリンピックへ出場しました。大会決勝では潜水泳法にてオリンピック新記録のタイムで金メダルを獲得しました。

 

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