令和7年度文化表彰
令和7年度 橋本市文化表彰 受賞者
文化賞

岩倉 哲夫(いわくら てつお)さん
学術(人文科学)
高等学校の教員として学校教育に携わる傍ら、歴史研究者としても活動され、退職後も研究を継続しておられます。原典史料を重視した研究姿勢を貫かれ、主に高野山領を研究領域となさっております。代表的な論文として、「高野山領の殿原層(1) 官省符庄を中心として、」(1973)、「高野山領志冨田荘における番頭職の性格」(1974)、「中世高野山領の鋳物師ー伊都郡を中心として」(1997)、「伊都郡東家館の考察」(1999)、「官省符庄ー政所一族と庁番殿原」(2000)、「中世の市場と通行税 紀の川流域の市場と粉河市場に関する研究」(2014)、「真田幸村の九度山脱出と真田丸に関する一考察」(2016)、「小牧長久手の戦いと紀州」(2017)、「高野山領と山伏」(2018)、「室町時代の紀伊国守護体制について 大内義弘の時代」(2021)などをご執筆されております。市町村史におきましては『橋本市史』『海南市史』『かつらぎ町史』『那賀町史』『九度山町史』等の編集や執筆に関わられております。
また、中央公民館の「ふるさと再見市民講座」では、橋本・伊都の歴史や文化などについて講座を開かれており、地域史の発信や啓発に貢献されております。
文化奨励賞

鴇田 恵利花(ときた えりか)さん
芸能(音楽)
3歳からピアノを始められ、第56回全日本学生音楽コンクール大阪大会中学校の部第2位、ヴァルセシア国際コンクールジュニア部門第2位など、幼少期から国内外のコンクールで数多くの受賞歴を重ねてこられました。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学器楽科ピアノ専攻を卒業、同大学大学院修士課程を修了。学部卒業時に同声会賞を受賞し、修士課程では大学院音楽研究科のティーチングアシスタントを務められるなど、確かな研鑽を積んでこられました。また、イタリア・ペスカーラ音楽院高等課程も修了されています。大学在学中より演奏活動を開始され、大阪、京都、ルガーノ(スイス)、ニューヨークなどでリサイタルを開催されるほか、藝大フィルハーモニアやニューヨークシティオペラオーケストラとの共演など、国際的に活躍しておられます。
和歌山県においては、2011年第39回和歌山県新人演奏会にて特別奨励賞を受賞され、「きのくに音楽祭2020」ではショパン作曲ピアノ協奏曲第2番(弦楽六重奏版)などを演奏されました。
さらに、幼稚園・小中学校、美術館でのアウトリーチ公演(出張コンサート)への参加や、「0歳から入場可能」のコンサートの企画・出演など、音楽文化の普及と芸術教育の推進にも尽力しておられます。
更新日:2025年11月06日