平成28年度文化表彰

更新日:2017年01月20日

平成28年度 橋本市文化表彰 受賞者

文化賞

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宮本佳典(みやもとよしのり)さん  学術(人文科学)

 仏教民俗学を専門とし、特に墓制及び信仰について研究を深めた。橋本市文化財保護審議会をはじめ、紀の川市文化財保護委員会、かつらぎ町文化財専門審議会の委員を務められ、その専門性を活かして和歌山県祭り行事調査専門調査員、和歌山県文化財保護指導委員、紀伊山地の霊場と参詣道関連地域伝統文化伝承事業実行委員会委員、熊野三山民俗文化財調査専門調査員、奈良県民俗芸能調査委員会基礎調査員・詳細調査員、高野山周辺地域民俗文化財調査専門調査員等の各事業においてもその中心的役割を担われた。平成12~23年度にわたって刊行された『橋本市史』の編纂にも編纂委員として刊行に尽力された。さらに考古学にも造詣が深く、橋本市遺跡調査会会長も務められた。また、昭和40年橋本歴史研究会を発足させ、発足当初からその中心的存在として活躍し、今も会長として継続されている。

 

 

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南口みどり(みなみぐちみどり)さん  芸術(美術)

橋本市内の保育園で幼児教育を実践するかたわら、日本画を現在日本芸術院会員で日本美術院同人・理事の清水達三氏に師事、平成10年から日本美術院の「春の院展」に14回、「再興院展」に12回入選し、現在日本美術院院友である。なお、和歌山県美術展覧会、橋本市展の審査員を務めながら、後進の育成に努めている。退職後は清水達三氏について文化庁が行う「次世代を担う子どもの文化芸術体験事業」で近畿地域の小学校を中心に絵画指導を行っている。また、橋本市内の子ども館・児童館などで子どもたちの絵画指導も続けている。

 

 

 

文化奨励賞

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今吉 格(いまよしいたる)さん  学術(自然科学)

京都大学大学院生命科学研究科特定准教授兼国立研究開発法人科学技術研究開発機構さきがけ研究者。生命科学者。

京都大学大学院生命科学研究科博士課程高次生命科学専攻修了、博士(生命科学)取得。京都大学大学院及びウイルス研究所在籍中、動物実験で光遺伝子学の手法を用い、脳や脊髄にある細胞を材料に神経細胞を作製する研究を進めた。神経系の再生医療の実現を目指して、光を用いて神経幹細胞のニューロンの分化を人工的操作する新しい技術を開発した。今後、動物モデルにおいて安全性や有効性を確認できれば、ヒトの神経疾患の治療に応用できる可能性が高くなることを評価され、2014年6月ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞 2014」において最優秀賞を受賞された。

2015年7月日本神経学会奨励賞、2016年4月に文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞している。

 

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