令和4年度文化表彰

更新日:2022年11月17日

令和4年度 橋本市文化表彰 受賞者

文化賞

蓮尾幸子さん

蓮尾 幸子 (はすお さちこ)さん

芸術(皮革工芸)

 

 和歌山県美術家協会員や橋本市美術家協会員、大阪工芸協会正会員など様々な会員として活躍しながら、各展覧会での出品や個展の開催を重ねておられます。

 和歌山県展では昭和57年に初入選し、その後、最優秀賞・優秀賞・佳作を受賞され、現在は招待作家(マスター)になられています。市展でも、昭和53年に文化協会長賞、昭和62年に市長賞を受賞し、招待扱いを経て、現在は審査員を務められています。また、平成23年には和歌山県ユネスコ連盟創立35周年功労者表彰を受賞されました。

 また、令和3年には大阪府工芸功労者表彰も受賞されました。

 平成3年から平成9年にかけては、橋本市立西部中学校の美術講師として勤められ、橋本市内の近隣3小学校合同の土曜講座や、あやの台小学校、隅田小学校等でのサマーチャレンジ、公民館でレザークラフト教室を開催されるなど、指導歴は通算50年近くになります。

 

文化功労賞

辻本公平さん

辻本 公平(つじもと こうへい)さん

芸能(音楽)

 尺八を始めて46年、尺八演奏家・指導者として活躍されています。

 都山流・琴古流・直簫流の三流派を習得され、「吹禅」(座禅に対して吹禅(すいぜん)という)、「一音成仏」(尺八を一吹きして禅の境涯に至ること)の世界観をもって、楽器と言うより道器としての要素を再発見し、吹くこと、演奏することが自分自身と向き合える最高の楽器であることを提唱されています。

 演奏では、バイロン ベイ音楽祭(オーストラリア)に参加、日本・スペイン国交400周年事業によるマドリード日本大使館にて公演、南フランスのエクスアンプロヴァンスにて尺八コンサートツアーを開催、国際交流基金によるハワイ公演・ワークショップを成功させています。

 また、文化庁委嘱事業「箏・尺八子ども体験教室」を5年連続開催。県内の小・中学校へのアウトリーチ事業の企画やお出かけ音楽会などによる演奏や指導もされ、最近は「水道管尺八」の学校への普及活動を積極的に行われています。

 「邦楽家族」を主宰し、尺八の発祥の地でもある「和歌山県(由良町興国寺)」から、可能性に満ち溢れた日本の伝統楽器である「尺八」を日本、そして世界に向けて発信し続けておられます。

辻本啓子さん

辻本 啓子(つじもと けいこ)さん

芸能(音楽)

 1981年、公益社団法人「当道音楽会」職格者(指導資格者)となり箏・三絃の指導を始められました。演奏活動に加え、小・中学校への体験授業を通して、和楽器の魅力を伝え普及活動に努められています。

 2000年から県立橋本高等学校邦楽部の指導をされ、和歌山県高等学校総合文化祭 邦楽部門において22回連続上位入賞、近畿大会9回出場、全国高等学校総合文化祭「日本音楽部門」に8回出場し、2014年に全国優勝(文部科学大臣賞)を果たされました。その他にも、優秀賞・文化庁長官賞3回、優良賞3回を受賞、今年度も優秀校東京公演に選ばれ、国立劇場大劇場での演奏へと導かれました。

 「邦楽を通して、子どもの無限大の可能性を伸ばすことが出来れば最高に幸せ」という思いを胸に、昨年度開催された「紀の国わかやま文化祭2021」の橋本市開催事業である「きものの祭典in橋本」にて邦楽部の演奏指導をいただくなど、地域での出演活動も熱心に取り組まれています。

 

お問い合わせ

橋本市 橋本市教育委員会 生涯学習課
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