平成24年度文化表彰

更新日:2017年12月06日

平成24年度 橋本市文化表彰 受賞者

文化賞

浦木 優さんの写真です。

浦木 優さん

橋本絵画同好会の発足後間もなくのメンバーで、昭和53年から橋本絵画同好会会長、平成11年には橋本市美術家協会を設立、会長として絵画・書道・写真・生け花・工芸の各部門の作家相互の連携の輪を広げる。このほか橋本市展審査委員(昭和55年~)、県展橋本市副実行委員会(平成16年~)、橋本市文化協会副会長(平成9年~15年)、(財)橋本市文化スポーツ振興公社評議委員(平成9年~15年)等の要職を務める。

 また、夏休み期間に「市民絵を描く会」を実施して会員とともに指導にあたったほか、市役所庁内廊下の壁を利用した市民ギャラリーの設置、運営にも尽力された。 

 制作活動としては数々の優秀な作品をうみだされ、新世紀展(佳作賞)、白亜美術展(白亜会賞)、市展(市長賞他)、県展(知事賞他)、日仏現代美術展(アカデミー・デ・ボザール賞)、勤労者美術展(知事賞他)等の優秀な作品を世にだしている。

川村 玉英さんの写真です。

川村 玉英さん

昭和30年5月に嵯峨御流に入門して以来華道に精神され、橋本市展には第1回から出展して華道の振興に大きく寄与された。嵯峨御流において平成5年4月に華道芸術学院教授、平成8年11月に紀和司所長代行、平成12年4月には紀和司所長、平成15年4月に華道芸術学院名誉教授、嵯峨御流阪南・和歌山地区連絡協議会運営副委員長、平成16年4月には華道総司所参与・紀和司所名誉司所長の要職を務める。

 県下では広く流派を越えた和歌山県華道家協会理事を務めたほか、橋本市内においても同じく流派を越えて橋本市華道部会会長を平成15年9月から平成24年9月まで9年間にわたって務めた。

 地域活動での分野では嵯峨御流いけばな同好会「昴」を結成、生け花の普及に努めた。

文化功労賞

岡田 新八郎さんの写真です。

岡田 新八郎さん

 38年余の教職を経て、高野口町教育委員会では高齢者学級、婦人学級、子ども会、文化財等を担当、社会教育の幅広い分野で活躍され、また、高野口文化協会の設立に尽力された。なかでも、短歌・俳句・川柳の部門の設立にはひときわ努力され、高齢者学級に短歌の講座を取り入れその指導・普及に努められた。高野口の短歌会の会長として後進の指導に努め、また、文化協会や公民館の事業に精力的に協力した。日本歌人クラブ近畿短歌大会短歌大賞受賞のほか、朝日歌壇で多くの作品が紙面で紹介されている。今日も新聞への短歌投稿や短歌会へ精神的に取り組むとともに、戦争体験の語り手としても活躍されている。

 グーチョキパー孫と遊べるこの指は 遺書書き 手榴弾 投げし過去持つ歌には氏の思いがこめられている。

 平成2年「水甕」に入社、平成18年には「水甕」同人となる。

 歌集『心の春秋』を刊行。日本歌人クラブ・和歌山歌人クラブ会員。

坂口 繁昭さんの写真です。

阪口 繁昭さん

昭和18年旧満州へ渡り、昭和20年ソ連兵の手榴弾によって負傷、片耳の聴力を失う。シベリア抑留後、昭和22年帰国する。帰国後は仕事の合間をぬって地域の子どもたちの健全育成や社会防犯活動に関わり、依頼を受けて交通安全協会の機関誌「轍(わだち)」の報筆を27年間にわたって行う。区長など自治会活動を25年以上にわたって務める。また、平成10年から橋本駅構内の待合室を改修して開館した「ゆかいな図書館」の運営に精力的に取り組み、昨年からは送られてくる図書から戦争関係の本を選り出し、8月中を「戦争文庫」とするなど工夫した運営を行っている。

さらに、戦争体験の語り手や橋本駅空襲の「追悼の碑」の設置、橋本駅̠跨線橋の「大正元年 鉄道員」銘の標柱の移設などにも尽力された。

文化奨励賞

あじさいコーラスさんの写真です。

団員相互の親睦と団員の協調性を大切に、コーラスの上達と演奏活動や地域の文化向上、病院訪問のミニコンサートなど、音楽を通して社会参加・国際交流を進めていこうと結成された団体。紀和合唱祭(紀北合唱連盟)、和歌山県合唱祭(和歌山県合唱連盟)、関西レディースコーラス(関西合唱連盟)、全日本おかあさんコーラス大会(全日本合唱連盟)等に出演、平成7年の海外での「ジャパン・フェスティバル」に参加して国際交流に努めるほか、山形、福井、山口、静岡で開催された国民文化祭、さらには岡山での童謡の祭典等に参加した。その他、地域において慰問などの福祉活動にも力を入れている。

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