令和3年度文化表彰
令和3年度 橋本市文化表彰 受賞者
文化賞
高橋 佳子(たかはし よしこ)さん
芸術(美術)
橋本絵画同好会会員として活躍しながら、グループ展に出品を重ねておられます。
平成23年、橋本絵画同好会会長に就任後、会長職を10年間勤め上げ、橋本体育館や市民病院、市役所本庁舎等への絵画の貸し出し展示を開催する等を行い、本市の芸術向上に寄与されました。平成7年頃から日本画を習い始めてからは、数多くの賞を受賞され、平成12年に県展で特選を受賞されました。その後2度特選を重ね、現在は招待画家の出品資格を持っておられます。
市展でも平成12年度、平成13年度に市長賞を受賞後、現在は審査委員を務められています。
また、平成18年春の院展で初入選し、以後7回入選を重ねられ、再興第92回院展に初入選以後5回入選されました。
平成30年からは学文路地区公民館で絵画指導を始め、学文路小学校でも紙粘土、絵手紙等も指導していました。
文化功労賞
山田 惠照(やまだ やすてる)さん
学術(人文科学)
大阪府の教職員を退職後、町石道の語り部の養成講座に参加し、多くの仲間と共に語り部活動を始められました。また、世界遺産マスターの養成講座も受講し、資格を取得された後、橋本観光ガイドの会の初代会長に就任し、橋本市から伊勢神宮までの徒歩参拝、京の羅城門跡から高野山までの徒歩参拝したこと等、多くの行事を積極的に企画、実行し続けました。
また、黒河道の道普請にも何度も参加し、世界遺産に追加登録されたときは多くの仲間と喜びを共有されました。
現在は公民館活動の一環として、過去に四国遍路一人旅等で3,000kmを歩いた経験を生かし、「空海ゆかりの地を訪ねて」をテーマにした講演活動を、パワーポイントを駆使しながら行っておられます。
中西 健司(なかにし けんじ)さん
(芸名 すずめ家すずめ)
芸能(落語)
社会人落語家として、橋本市を中心に活動されており、定期的に出演されている隅田地区公民館主催の「門前寄席~もんまえよせ~」は今年9月に120回を迎えられました。その節目となる第100回の門前寄席では、地元石童丸の話を基に、創作落語「旅立の山橋本噺 石童丸物語」を発表されました。
また、橋本市内各所での落語会開催や、福祉施設や小学校からの依頼を受け積極的に落語活動を行っておられます。
橋本市在住の三味線演奏者と共に活動を行っているため、「今後もお声がけいただければ、いつでも落語を披露しにお伺いしますよ。」との事でした。
文化奨励賞
冷水 乃栄流(ひやみず のえる)さん
芸術(音楽)
作曲家であり、クラシック音楽をベースとした創作を展開されています。
現在、東京藝術大学修士課程作曲専攻在学中。公益財団法人クマ財団5期奨学生。
これまでに作曲を森川隆之、鈴木純明の両氏に、ピアノを中川知保氏に師事されています。
第30回 芥川也寸志サントリー作曲賞最終候補/聴衆賞、第89回日本音楽コンクール作曲部門2位(オーケストラ)などを受賞。2021年5月には《十七絃と室内オーケストラのための「ナースログ」》で東京藝大Art Fes グランプリ受賞、ゲスト審査員特別賞を受賞されました。
テレビ朝日「題名のない音楽会」にアレンジで参加されたり、NHK「にっぽんの芸能」で「脆性ノスタルジア」が演奏されるなど近年注目を集めており、個人や団体による作品委嘱も数多くされています。
今年の11月3日に開催される、紀の国わかやま文化祭2021の「きものの祭典in橋本 和の伝統着物ショー」の中で橋本高校邦楽部が演奏する箏合奏曲「紀の川メモリーズ」の作曲も手掛けており、和歌山や大阪など関西でも精力的な活動を行っておられます。
更新日:2021年11月30日