橋本市内の文化財が日本遺産に認定されました!

更新日:2020年06月23日

日本遺産とは

・地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定します。
・ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる文化財群を地域が主体となって、総合的に整備・活用し、国内・海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ります。

日本遺産認定を受けたストーリー概要

「葛城修験」- 里人とともに守り伝える修験道はじまりの地-

修験道の開祖と言われる役行者がはじめて修行を積んだこの地は、世界遺産の吉野・大峯と並ぶ「修験の二大聖地」と称されています。そしてその修行にはいつの時代も、この地に暮らす人々との深いつながりがありました。

橋本市内にある「葛城修験」のストーリー構成文化財

南葛城山鏡宿 安楽行品(史跡)

葛城修験14番経塚。『紀伊続風土記』に2説ありとの記載がある。昔、鏡を御神体とし、楠木正成公が遠見して鏡を埋めたという言い伝えと光滝寺本堂の横にあった多宝塔が経塚であるという言い伝えがある。

南葛城鏡宿 安楽行品

小峯寺(建造物)

役行者の開基といわれ古くから修験道の行所だった古刹。役行者母公墓と伝わる十三重の塔がある。毎年3 月には秘仏である馬頭観世音菩薩の御開帳がある。

 

小峯寺

不動山の巨石(史跡)

集落の外れから635段の階段を登りつめた先にある行所。役行者が葛城山から吉野金峯山へ橋を架けようとし、一言主神に命じて石を集めさせた跡と伝わる。

不動山の巨石

東覚寺 八大龍王・葛城明神春祭り(無形民俗)

4月末~5月上旬に行う葛城修験の本尊である葛城明神と水の神である八大龍王のための春祭りで、不動明王のために柴燈大護摩が行われる。以前は、龍王講が中心となって行っていたが、現在は春祭りの会員が中心となっている。見学可能。

東覚寺

宮ノ講と葛城神社年越し行事(無形民俗)

宮ノ講員が行う新年の行事で、大松明を造り、葛城神社より北へ100mほどいった場所にある滝で滝行を行う。

宮ノ講

行者まいり(無形民俗)

毎年1 月2 日に水と半紙にミカン、祝柿、栢実を包み西の行者杉に参る。参拝後、下山の際に薪を拾いながら帰宅し、これを仕事始めとした。

行者まいり(西の行者杉)

行者まいり(西の行者杉)

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