クマ出没注意喚起について
クマにご注意ください!
近年、各地でツキノワグマによる事故が発生しております。ツキノワグマの行動が活発化する初夏から秋にかけては、行動範囲が広まるため、当市でも出没や農作物への被害の情報が寄せられることがありますが、ツキノワグマと出会わない、引き寄せない方法を心がけることが大切です。
ツキノワグマの生態について
〇クマは通常人を避けて生活する動物ですが、急に人と出会うと驚いて攻撃することがあり、危険な場合があります。このため、クマの習性をよく知ることが重要です。
〇クマは季節や年によって食べ物を柔軟に変化させます。クマの餌となるもの(生ゴミ、不要となった果実や農作物等)は除去し、クマを誘引するもの(ミツバチの巣箱、家畜飼料、塗料や燃料等)は鍵のかかる場所で保管するなどして適切な管理をお願いします。
〇繁殖(交尾)時期は初夏で、紀伊半島のツキノワグマは冬眠せず冬季も活動し、2月ごろに1頭あるいは2頭の子を出産します。
〇また、子グマがいる場所の近くには必ず母グマがいます。母グマは子グマを守るために特に攻撃的になりやすいです。子グマを目撃した際は速やかにその場から離れてください。
クマの被害に遭わないために
- クマの出没時間帯の把握について
クマは、日の出、日の入りの時間帯に採食行動が活発になります。また夜間は行動が大胆になります。この時間帯は、クマがいそうな場所に近づかないでください。
- クマの生息域に入る場合
やむを得ずクマの生息する山に入るときは、音響物(ラジオ、鈴等)やクマ撃退スプレーを携帯し、2人以上で行動するようにしましょう。また時々周囲に注意し、笹薮など見通しの利かない場所には不用意に入り込まないようにしましょう。
※ 万が一クマと出会ってしまったときは、走らないでクマを視界に入れ様子をうかがいながら背中を見せずにゆっくり静かにその場を立ち去りましょう(急に動いたり、大声を出さない。クマが驚いて、思わぬ事故につながります)。
※ クマが、自分の進行方向とは異なる方向へ移動中の場合は、静かにやり過ごす(大声を出さない・走って逃げない)。
クマを引き寄せないために
人里周辺へのクマの出没対策について
〇人家の周辺に生ごみなどの誘引物を置かないように、管理を徹底しましょう。
〇屋外や納屋などに、果物・穀物・ペットフードなどを置いていると匂いに気づいて食べにくる恐れがあります。クマを誘引する恐れのある物(ミツバチの巣箱等)を置いている場合は、防護対策(電気柵等)を行いましょう。
〇家屋周辺にクマが潜みやすい藪や草むらがある場合は、適切に刈り払い見通しをよくしましょう。
〇釣りやキャンプをするときは、食べ物の置き場所に注意し、ごみは必ず持ち帰りましょう。クマの食べ物になるものを放置すると、クマをおびき寄せることになって危険です。また一度クマが口をつけた食べ物は、クマにとっては「自分の食べ物」になります。
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更新日:2025年09月08日