舟楽車
橋本の舟楽車(はしもとのふなだんじり)
舟楽車(ふなだんじり)は橋本市橋本の川原町に伝わってきたもので、総欅(そうけやき)造りの本体規模は長さ3.3メートル、幅1.46メートル、高さ2.1メートルの屋形船を模しただんじりです。創建の時期は明らかではありませんが、伝承によると、明和7年(1770)の大火でだんじりが消失し、享和2年(1802)に再興、その後凶作のため中断していましたが、文化8年に担ぎ出すことを許されたといいます。
だんじりは10月中旬の秋祭り宵宮に市中を練りまわり、翌日の本宮には橋本市胡麻生の相賀八幡神社へ宮入します。現在は橋本地区で運行され、神社で担われるほか市中では車台を付けて曳行されます。また、お囃子は舟楽車に乗って三味線、胡弓、太鼓、鉦により演奏されます。
更新日:2017年03月23日