高野街道里道標石

更新日:2013年10月22日

高野街道里道標石(こうやかいどうりどうひょういし)

 高野街道と呼ばれるいくつかの高野参詣道の中で、もっとも古く多くの人々に利用されてきた道が京都を起点とする「東高野街道」です。そのルートは京都から枚方、寝屋川、東大阪、羽曳野を経て河内長野に至り、ここで堺からの「西高野街道」と交わって南下し、紀見峠を越え、紀の川を渡って高野山へと通じています。江戸時代には京都から淀川を下って大坂に出、堺から西高野街道を通って高野山へ向かう旅人が増え、幕末の安政4年(1857)には高野山女人堂までの里数を刻んだ道標が1里ごとに建てられました。高野町の神谷(西郷)の1里道標石から堺市榎本町の13里道標石まで1里ごとに13基すべての道標石が現存しており、橋本市内には学文路に3里、東家に4里、橋谷に5里、紀見峠に6里の計4基の道標石が残り、高野山に1里ずつ近づいていく旅人の感慨を偲ぶことができます。

橋本市内の里道標石

3里道標石(橋本市学文路)

3里道標石(橋本市学文路)

4里道標石(橋本市東家)

4里道標石(橋本市東家)

5里道標石(橋本市橋谷)

5里道標石(橋本市橋谷)

6里道標石(橋本市柱本〔紀見峠〕)

6里道標石(橋本市柱本〔紀見峠〕)

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