紀州へら竿の制作工程(一部)

更新日:2022年06月28日

生地組み

生地組み

「穂先(竿先)」は真竹、「穂持ち(二番目)」は高野竹、「三番」や「元」は矢竹を使うのが定石。竹の長さや太さ、粘りやしなりなどを見極めて生地を組みます。

火入れ

火入れ

原竹を炭火であぶって、竹のクセを直す火入れの作業。「ため木」と呼ばれる専用の道具を使って矯正し、竹のもつ反発力を高めます。

穂先削り

穂先削り

穂先は刃とヤスリを使って、最適なバランスが出るまで削り込みます。握りには籐や乾漆、螺鈿(らでん)などの伝統的手法を取り入れ、意匠を凝らします。

漆塗り

漆塗り

玉口は絹糸で補強し、漆塗りと研ぎ出しを繰り返します。芽には仕上げ目という漆を塗り入れます。最後に竿全体に胴漆を重ね、仕上げの火入れをして完成します。

このページに関するお問い合わせ先

橋本市 経済推進部 産業振興課
〒648-8585
和歌山県橋本市東家1丁目1番1号
電話:0736-33-1247 ファクス:0736-33-1665
問い合わせフォーム