高野山麓精進野菜
橋本市では、高野山麓精進野菜のブランド化に取り組んでいます。
橋本市は、世界遺産でもある霊峰高野山のふもとに、木喰応其(もくじきおうご)上人が町を開き、物流の中継地として栄えた町です。古くから様々な物資が橋本に集められ、高野山上に納められてきました。
金剛峯寺創建時より山上は境内地であり、たとえ草木、野菜でも収穫することは殺生に通じるということで耕作が禁じられていたため、橋本をはじめ、山麓の農村集落が食料供給地としての役割をはたしてきました。
地域の住民が高野山に納める品々は、お大師様(弘法大師 空海)にお供えや、宿坊での精進料理として参詣者にふるまわれるなど、様々な用途に利用されてきました。
特に、高野山に納める野菜は、お大師様にお供えすることからも、高品質で安全かつ美味であることが求められ、それに見合った栽培方法や土づくりが行われてきました。
橋本市では、生産者や和歌山県・JA等の関係機関の協力のもと、高野山麓農産物産地化協議会を立ち上げ、かつての栽培資料を元に、肥料・農薬等の使用法を見直すとともに、専門家を招聘し、先進の土づくりにも取り組むことで基準を改め、新たなブランド野菜として確立できるよう取り組んでいます。
高野山麓精進野菜の販売先
▶JAわかやま ファーマーズマーケット やっちょん広場
和歌山県橋本市岸上522-1
▶いこら市 ※毎月第4日曜日のみ開催
和歌山県橋本市東家5丁目8

更新日:2025年12月10日