ママ・パパの「強力な助っ人」!母子保健推進員(母推さん)が地域で子育てをフォロー
近所に「頼れる知り合い」はいますか?地域で子育てを見守る母子保健推進員(母推さん)

赤ちゃんが生まれて退院し、自宅での生活が始まったとたん、「こんな時どうしたらいいの?」という疑問や不安に襲われたことはありませんか?入院中は助産師さんがすぐそばにいてくれましたが、家では基本的に自分だけ。特に日中、パートナーが仕事で不在の場合、赤ちゃんと二人きりの密室育児になりがちです。
そんな子育て家庭を地域の中で支えるために、橋本市には各地域に「母子保健推進員」、通称「母推(ぼすい)さん」と呼ばれる人たちがいます。「公務員なの?」「民生委員とは違うの?」といった疑問にお答えしながら、彼女たちが担う重要な役割について解説します。
母子保健推進員(母推さん)ってどんな人たち?

母子保健推進員(母推さん)は、市町村長から委嘱を受けた地域のボランティアです。特別な資格(医師や看護師など)が必須というわけではありませんが、地域の子育て事情に詳しく、何より「地域の子どもたちの健やかな成長を応援したい」という熱意を持った方々が選ばれています。
現在、橋本市では約80名の母推さんが活動しています。その多くは、自身も子育てを経験した先輩ママたち。中には、元保育士や看護師といったバックグラウンドを持つ方もいますが、基本的には「近所の頼れるお世話焼きおばちゃん」という立ち位置です。「行政(市役所)」と「市民(ママ・パパ)」の間をつなぐ「パイプ役」として、きめ細やかなサポートを行っています。
「切れ目のない支援」のキーパーソン
橋本市が掲げる子育て支援のテーマの一つに「切れ目のない支援(伴走型支援)」があります。妊娠・出産・育児というライフステージの変化の中で、支援の手が途切れてしまわないようにするという考え方です。
母子保健推進員は、まさに「隙間」を埋める存在です。例えば、里帰り出産から戻ってきた直後や、健診と健診の間の期間など、行政の目が届きにくい時期に家庭を訪問し、変わった様子がないかを見守ります。
具体的に何をしてくれるの?3つの活動柱

母子保健推進員の活動は多岐にわたりますが、大きく分けて3つの柱があります。
1.赤ちゃん訪問(新生児訪問)での声かけ

「こんにちは赤ちゃん事業」などで生後4か月までの赤ちゃんがいるすべてのご家庭を訪問します。玄関先で「育児はどう?」「眠れてる?」と優しく声をかけ、市の健診や予防接種の案内、子育てサービスのパンフレットなどを届けます。
「わざわざ来てもらうのは申し訳ない」と思う必要はありません。母推さんは、ママやパパの話し相手になり、孤独感を和らげることを目的に訪問しています。
2.健診や教室のサポート
保健福祉センターで行われる乳幼児健診や、のびのび教室などの会場にも母推さんはいます。
ママが問診を受けている間に赤ちゃんを抱っこしたり、上の子の遊び相手になったり、着替えを手伝ったり。「荷物を持ってあげるよ」「大変だね」と声をかけてもらえるだけで、健診の疲れがぐっと軽くなるはずです。
3.「あかちゃんひろば」等のサポート
地域によっては、第1子の親子を対象にした交流会「あかちゃんひろば」などをサポートし、ママ友・パパ友作りのきっかけを提供しています。転入してきたばかりで知り合いがいない家庭にとって、近所に住む母推さんが紹介してくれる地域の情報は、ネット検索では出てこない貴重な「生きた情報」です。
守秘義務があるから安心して相談を

家庭訪問を受ける際、「家の中が散らかっているのを見られたくない」「家庭の事情を知られたくない」と不安に思う方もいるでしょう。
母子保健推進員には、公務員と同様に厳格な「守秘義務」が課せられています。訪問や相談で知り得たプライバシーに関する情報を、他人に漏らすことは決してありません。
もし、訪問時に「産後うつかもしれない」「経済的に苦しい」「DVの心配がある」といった深刻な悩みが見受けられた場合は、独断で解決しようとせず、必ず市の保健師や専門窓口に繋ぎます。これを「リエゾン(つなぎ)機能」と呼びます。つまり、母推さんと繋がっておくことは、「いざという時に専門家に助けてもらえるルート」を確保することでもあるのです。
「お節介」と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、これは「愛があるがゆえのお節介」と考えてみるのはいかがでしょうか。
もしチャイムが鳴って母推さんが訪ねてきたら、ぜひドアを開けてみてください。
このページに関するお問い合わせ先
橋本市 健康福祉部 子育て応援課
〒648-8585
和歌山県橋本市東家一丁目1番1号
電話:0736-33-0039 ファクス:0736-33-1667
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更新日:2026年04月11日