リチウムイオン電池からの火災にご用心!!

更新日:2024年07月10日

リチウムイオン電池の特徴

 リチウムイオン電池は、正極と負極を持ちその間をリチウムイオンが移動することで充放電を行う電池のことです。 大量の電力を蓄えることができ、身近なものだと携帯電話やPCのバッテリー、産業用ではロボットや工場・車など幅広い用途で使用されています。

リチウムイオン電池による火災

 リチウムイオン電池は、繰り返し充電、放電できる電池のことで、二次電池の一つです。この電池は、主に小型で大量の電力を必要とする製品(スマートフォン、コードレス掃除機、ノートパソコンや電動工具など)に使用され、他の二次電池と比べて高容量、高出力、軽量という特徴があります。  リチウムイオン電池は、電解液として可燃性の有機溶剤を使用しているため、衝撃等により内部の正極板と負極板が短絡し、急激に加熱後、揮発した有機溶剤に着火して出火することがあります。

火災を防ぐために

 

  1. 使用する前に取扱説明書をよく確認する。
  2. 衝撃を与えないよう適切に取り扱い、むやみに分解しない。
  3. 製造メーカーが指定する充電器やバッテリーを使用する。
  4. 充電器の接続部が合致するからといって、充電電圧を確認せずに使用しない。
  5. 膨張、充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなどの異常がある場合は使用をやめ、製造メーカーや販売店に相談する。
  6. 購入する際は、電気製品が安全性を満たしていることを示す「PSEマーク」が付いている製品にしましょう。また、モバイル機器の安全性向上に取り組む団体(MCPC)が取り組む評価試験に合格した製品には「MCPCマーク」が表示され、安全な製品を見極める目安となります。
  7. 処分する際は、製品の取扱説明書をよく確認する。
  8. 不用品を処分する際は、地域のごみ回収方法をよく確認する。

PSEマークは国の定める安全基準の検定に合格した電気製品に表示されます。電気用品安全法の規制対象となる電気製品は、PSEマークが表示された製品でなければ国内では販売できません。モバイルバッテリーは平成30年2月1日から電気用品安全法の規制対象となり、1年間の経過措置期間を経て平成31年2月1日からPSEマークが表示された製品でなければ販売禁止となりました。新規に購入する際には、必ず確認しましょう。

MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)は、スマートフォンなどのモバイル機器の安全性能向上に取り組む団体で、基本性能、安全性などの自主的なガイドラインを策定しており、評価試験に合格した製品にはMCPCマークが表示されています。対象は、モバイルバッテリー、充電ケーブル、アダプターなどで、MCPCマークも安全な製品を見極める目安となります。

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