平成23年度文化表彰

平成23年度　橋本市文化表彰　受賞者

文化賞

大谷　憲裕さん 

橋本フォトクラブに所属し、写真芸術の振興に努められた。橋本フォトクラブ写真展、応其上人の偉業をしのぶ「まちなかフォトギャラリー」などの活動をはじめ、初心者のためのカメラ講座・橋本市民大学いきいき学園写真部・アザレア写真クラブの講師として後進の育成に努める傍ら、写真集「禊」・「天使たちの季節」を発刊、写真の普及に尽力された。日本写真協会正会員、橋本フォトクラブ会長（平成9年～）、文化協会副会長（平成15年～）、橋本市展写真部門審査員（平成7年～）、全日本写真連盟橋本支部長（平成8年～）等を務められ、和歌山県展・全大蔵美術展・富士フォトコンテスト・天理美術展等において優秀な成績をおさめられている。
 

文化功労賞

前田　酉一さん 

太平洋戦争では従軍して、その経験を高野口・応其小学校で子どもたちに講演し、平和学習の推進に貢献されている。さらに、平成9年に自費出版した『絶海の島ニコバル諸島戦記』が評価を得て、平成22年には光人社NF文庫から文庫本として再出版され、平和の大切さをより多くの人々に訴えかけている。また、国の登録有形文化財に登録されている「前田家住宅」の保存・活用にも尽力され、館内の展示や見学者への説明などボランティア活動を展開、文化財を活用した高野口の歴史を語り続けられている。なお、陶芸・盆栽にも精通され、高野口盆栽サークルの初代会長も務められた。

文化奨励賞

紀の川碁友会

昭和60年に、囲碁を通じて会員相互の親睦を図る団体として発足する。月曜日を除く毎日会員が集まって研鑽を積み、年3回の囲碁大会では実力を競い合って囲碁の振興に努めている。橋本市では囲碁の唯一の団体で、平成5年には橋本市文化協会に加盟して囲碁の一層の発展に寄与している。2か月に1回の会報の発行も行っており、会員どうしのコミュニケーションにも役立てている。公民館まつりや紀の川祭の囲碁大会の運営にも協力し、囲碁の普及に尽力されている。

本の会「コスモス」 

読み聞かせのボランティアサークルとして紀見北地区公民館を拠点に活動している。保育園や幼稚園、子ども会などで絵本、ペープサート、手づくり大型紙芝居、人形劇などを演じている。小学校では放課後ふれあいルームで読み聞かせを行い、また、公民館などで「えほんのひろば」を開催し、本への関心を高めてもらう活動を行なっている。さらに、和歌山県の民話をもとに手づくり紙芝居を制作し、和歌山県立図書館の「手作り紙芝居コンクール」で優秀賞・特別奨励賞・奨励賞等を多数受賞している。