8.手話をやってみよう(手話動画付き!)

更新日:2020年08月03日

【手話動画】

 手話は、耳の聞こえに不自由を感じている方々にとって、大切なコミュニケーション手段です。平成18年に国連が採択した障害者権利条約や、平成23年に改正された障害者基本法には、「手話は言語」であることが明記されています。また、平成28年に制定された障害者差別解消法では、「障がいのある人も、互いに、その人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくること」目指しています。

 こうしたなか、橋本市では、手話が言語であるという認識に基づき施策を推進し、市民一人ひとりが、手話がかけがえのない言語であるとの理解を深め、手話を必要とする全ての人が広く社会参加の機会を得て、安心して暮らせる地域社会を築いていくことを決意し、平成29年4月に『橋本市手話言語条例』を制定しました。

 手話をたくさんの方に知ってもらい、わかりやすく手話を覚えてもらえるように、手話動画を配信します。

あいさつ編

自己紹介編

日常生活編

手話動画~あいさつ編~ 基本単語の解説

(1) あいさつ

人差し指を向かい合わせ、軽く指関節を曲げることで、人が一礼している様子を表します。

(2) おはよう

右こめかみ付近から握った右手を下に動かし、「朝」を表す。
その後、軽く礼をします。
「朝」+「あいさつ」の単語を組み合わせて、表現することもできます。

(3) こんにちは

顔を時計盤として人差し指と中指を時計の針に見立て、「昼(正午)」を表す。
その後、軽く礼をします。
「昼」+「あいさつ」で、表現することもできます。

(4) こんばんは

両手のひらを正面に向け、外側から内側へ動かし、「夜」を表す。
その後、軽く礼をします。
「夜」+「あいさつ」で、表現することもできます。

(5) 久しぶり

両手親指以外の4指を背中合わせにくっつけ、それを左右に引き離します。

(6) 元気

握った両手を前方斜め下に力強く2回動かします。
「がんばる」という意味もあります。口の動きで違いを表しましょう。

(7) ありがとう

左手のひらを下向きに、左手首付近に開いた右手小指側を軽く当ててから、上に上げます。
感謝の表情も大切です。

(8) お疲れさま

左手こぶしの手首に右手こぶしを軽く2回当て、「苦労」を表す。
その後、右手を開きながら上に上げます。
労をねぎらうという意味です。

手話動画~自己紹介編~ 基本単語の解説

(1)はじめまして

広げた手の甲から人さし指以外の4指で何かをつまみ上げる様子で、「はじめて」。
向かい合わせた両手人さし指を近づけ、「会う」。
あわせて、「はじめまして」となります。

(2)~と言う

人さし指を口元から前方にまっすぐ出します。

(3)よろしくお願いします

片手のこぶしを鼻から前に出し、「良い」。
片手または両手で依頼するポーズをして、「お願い」。
あわせて、「よろしくお願いします」となります。軽く礼をしながら、表しましょう。

(4)何ですか?(どうですか?)

人さし指を2~3回軽く横に揺らします。
問いかけるような表情や身体の動きもつけましょう。

(5)わたし

人さし指で、自分の顔または胸付近を指し示します。
主語を明確にするためにとても重要な意味を持ちます。

(6)あなた

人さし指または上向きにした手のひらを用いて相手を指し示します。
手話の場合、相手を指で指しても失礼にはなりません。

(7)名前

親指と人さし指で丸を作り、胸に名札をつけている様子を表します。
主に、西日本でよく使われる表現です。

(8)山田

片手の指をそろえて、山の形を描き、「山」。
両手の指3本を組み合わせ漢字の「田」を表し、「田」。
あわせて「山田」となります。

(9)住所

両手で三角屋根を表し、「家」。
軽くすぼめた片手を下に動かし、「場所」。
あわせて、「住所」となります。

(10)橋本

両手人さし指と中指で橋をかけるように手前のほうに動かし、「橋」。
両手で本を開く動作をして、「本」。
あわせて「橋本」となります。

(11)市

片手3指でカタカナの「シ」を表現します。
50音1つ1つを表す指文字というものがあります。
その中の1つです。

(12)和歌山

漢字の「歌」の部分を、口の周りに手を当てることで表します。
「和歌山」という手話です。

手話動画~日常生活編「何時?」~ 基本単語の解説

(1)いつも・毎日

両手親指と人さし指を内側に2度回す。

(2)何時?

片方の手首を人さし指で指して、「時間」。親指から順に折り曲げ、「いくつ?」
合わせて 「何時?」となります。腕時計を指さし、時間を尋ねる様子です。
問いかけるような表情や身体の動きもつけましょう。

(3) 数字123456789

1234はジェスチャーと同じです。
5は、手のひらを前に向け、親指だけを横に出します。
6以降は、5の親指を出したまま手首を返し、人さし指から順番に1つずつのばしていきます。

(4)10(2種類)

1. 人さし指を軽く曲げます。
2. 親指と人さし指で輪を作ります。

(5)100

1. 親指と人さし指、中指の3本の指で輪を作ります。
2. 人さし指をはね上げます。

(6)1000

1. 親指と人さし指、中指、薬指の4本の指で輪を作ります。
2. 漢字の千を空書で描きます。

(7)パン

閉じた親指と人さし指をすばやく前に開きます。

(8)コーヒー

カップを持ち、スプーンでかき混ぜる様子です。

(9)食べる

食べるしぐさをします。
おはしを使って食べる、ハンバーガーを食べるなど、それぞれのジェスチャーで表します。

(10)飲む

飲むしぐさをします。
コップの種類やストローで飲むなど、それぞれのジェスチャーで表します。

(11)以前(過去)

肩付近で、後ろ向きにした手のひらを後方に動かします。

(12)以後(未来)

肩付近で、前向きにした手のひらを前方に動かします。
自分の身体が現在、後ろが過去、前が未来を表します。

(13)仕事

上向きにした両手を中央に2度寄せます。書類を束ねている様子です。

(14)行く

人さし指を上げながら前に出します。

(15)帰る

5本の指を閉じながら手前に引きます。
帰る位置が前方にある場合は、前方に向かって指を閉じます。位置と方向を明確にすることが大切です。

(16)早い

閉じた親指と人さし指を左へ動かしながら、すばやく開きます。

(17)遅い

両手または片手の親指と人さし指をのばし、手首を倒しながら、左から右へ動かします。

(18)苦手

中指を鼻の頭に当てます。

(19)得意

親指と小指をのばし、親指側を鼻から前に出します。
得意げな表情も大切です。

(20)でも

前向きに立てた手のひらの手首を返し、裏向きにします。
逆接の表現です。

(21)さかな

手の甲を前に向け、魚が泳いでいるように揺らしながら、右から左に動かします。

(22)いろいろ

右手親指と人さし指をのばし、手首をねじりながら左から右に動かします。

(23)おいしい

ほおからあご付近をなでます。地域により、いろいろな表現があります。

(24)まずい

あごに手を当て、すばやく下へ動かします。

(25)同じ・そうですね

片手または両手の親指と人さし指を2度つまみます。
会話の相づちとして使うこともできます。

(26)昨日

後ろ向きにした人さし指を「1日」と見立て、肩の上から後方に動かし、1日前を表します。
2本指で「2日前」となります。

(27)今日

下向きにした両手を少し下へ動かします。「今」「現在」も同じように表します。
口を大きく動かし、言葉の違いをわかりやすく表しましょう。

(28)明日

前向きにした人さし指を「1日」と見立て、肩の上から前方に動かします。
2本指で「2日後」となります。

(29)好き・~したい

親指と人さし指をのばし、喉元から下へおろしながら閉じます。

(30)嫌い・~したくない

閉じた親指と人さし指をすばやく開きながら下へ動かします。

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橋本市 健康福祉部 福祉課
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和歌山県橋本市東家一丁目1番1号
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