平成27年度文化表彰

更新日:2016年03月15日

平成27年度 橋本市文化表彰 受賞者

文化賞

神崎亮平さん

 東京大学先端科学技術研究センター教授。生命知能システム分野。

 昭和61年(1986)筑波大学大学院生物科学研究科博士課程を修了。理学博士。昭和62年(1987)よりアリゾナ大学神経生物学部門博士研究員、平成3年(1991)筑波大学生物科学系助手、講師、助教授を経て、平成15年(2003)同大学教授。平成16年(2004)東京大学大学院情報理工学系研究科教授、平成18年(2006)より東京大学先端科学技術研究センター教授、副所長。現在に至る。生物の環境適応能の神経科学に関する研究に従事。日本比較生理生化学会会長。

 脳の神経回路は、そのおかれた状況や経験、環境に応じて情報処理や、運動制御の方法を変化させ、環境に適応した行動をとらせる。こうした動物の環境適応を生物学・情報学・工学など異分野を融合した研究を通して解明し、それらをロボットに応用したり、昆虫の嗅覚機能を利用した高感度な嗅覚センサの開発を進めるなど、動物のもっている優れた機能を先進技術に活かす取り組みを進められている。

 

文化奨励賞

中前和代さん

 昭和63年より「橋本市民菊の会」に所属し、菊花に関する研究及び栽培技術の向上、そして、菊花園芸の普及に努められた。橋本市民菊花展に出品され、昭和63年、平成5年、平成8年、平成9年に「懸崖花壇の部」で市長賞を、平成10年、平成11年、平成26年に「福助花壇の部」で市長賞を受賞されるなど輝かしい成績をおさめられ、橋本市の菊花文化の向上に貢献された。

 

高野口文化財研究会

 平成3年に当時の高野口町とその周辺、さらに和歌山県内外の文化財と歴史の研究を進めるとともに、文化財に関する保護とその啓蒙を図り、地域文化の向上に寄与することを目的として設立された。県下ではこのような市町村単位で設立された文化財関係団体は少なく、地域に根ざした活動を展開している。主な活動としては、1.歴史・文化財に関する記念講演の開催、2.歴史講座並びにウォークの開催、3.文化財研修会の開催、4.地元の嵯峨谷の神踊りの支援、5.黒河道の世界遺産追加登録の支援、6.現地研修会の開催等があり、精力的な活動が注目される。特に、県指定無形民俗文化財に指定されている「嵯峨谷の神踊り」や平成26年1月に国の重要文化財に指定された「旧高野口尋常高等小学校校舎」等、地域の文化財の研究に努め、地域の誇りとして文化財を守り伝えていく取り組みを行っている。

 

オアシスの会

 歌やリズムダンス、創作舞踏などの舞台活動を行う。平成16年に設立され、発表会や文化祭などで日頃の活動成果を披露するとともに、学校や福祉施設等においてボランティア活動を行っている。中央公民館・高野口地区公民館において月3回の練習活動を続け、平成26年4月にはアザレア大ホールにてオアシス10周年発表会を開催した。例年5月のアザレアホール高野口文化フェスティバル、9月の高野口地区公民館発表会や11月の橋本市民総合文化祭、3月の橋本市公民館祭など各種事業への参加とともに、幼稚園でのボランティアコンサートなど、精力的な取り組みを行っている。

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